KASK カスク・ワサビ〜フォール&ウィンター サイクルウェアコレクション2021

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  • photo 佐藤竜太

Presented by NICHINAO SHOKAI

2021年秋冬モデルの注目サイクルウェアや、ヘルメット、シューズの一押しモデルをピックアップ。カスクからは最新のヘルメット「ワサビ」などを紹介しよう。

 

brand info

イタリアに本拠地を置くヘルメットメーカー「カスク」。2004年創業と若いブランドながら、高い技術力と妥協のない設計により、自転車をはじめ、スキー、登山、建設現場などさまざまな分野で高い評価を獲得。高い品質を維持するため、本国イタリアで職人たちがハンドメイドしていることも特徴の一つ。

 

イネオスも使う新世代万能ヘルメット

ワサビ

WASABI
ワサビ 価格/3万8500円

SPEC
サイズ/S、M、L
カラー/ブラックマット、ホワイトマット、グレーマット
重量/270g(サイズM)

イタリア・トスカーナ地方で3月に開催されたストラーデ・ビアンケで、イネオス・グレナディアーズの選手が使ったヘルメットが注目を集めていた。丸みを帯びたフォルムにシャープなライン。いかにも空力がよさそうな形状だ。その新型ヘルメットはWASABIというモデル名が付けられ、今夏カスクから正式発表された。コンセプトは「エアロダイナミクス」と「温度調節機能」。相反しやすいその2つの性能を両立させるため、シェル中央がスライドすることでベンチレーションホールの開閉が可能な「アクティブベンチレーションシステム」を採用。高い空力性能を実現しつつも、あらゆるシーンで使える万能ヘルメットに仕上がっている。ヘルメットの表面に凹凸が少ないため、ステッカーチューンを楽しんでもOK。

ワサビの後方部

前部から取りこんだエアを後部から効率よく抜く作り。「WASABI」は、もちろんワサビのこと。素材の味を引き立てるその役割を、ライダーのパフォーマンスを向上させるヘルメットになぞらえたネーミングだ

ワサビの帽体内部

取り入れたエアは帽体内側の上部へ抜け、後部から排出される。インナーパッドは、温度調節機能のある天然素材、メリノウール製。優れた肌触りでさらに快適性を高める

ワサビのシェルを閉じた状態

シェルを閉じれば高い空力性能を発揮。また、冬季の寒さ防止にもなる。シェルを開ければ通気性が高まり、ヘルメット内部の温度を最大で1.5℃下げる効果があるという

カスクのアジャストシステム

アジャストシステムは、超軽量の「OCTO FIT」。人間工学に基づいた設計により、どんな形の後頭部にも完璧にフィットする。もちろんJCF公認であり、国内レースで使用可能

 

メビウス

メビウス

MOEBIUS
メビウス 価格/1万3200円

SPEC
サイズ/M、L
カラー/シャンパーニュ、オニキス、アッシュ、アイボリー、ジェイド
重量/420g(サイズM)

コロナ禍で自転車が注目されるなか、カスクは2種類のアーバンユースヘルメットを発表。スポーツバイクはもちろん、eバイクにも適するメビウスは、カジュアルウェアに合うマット系の5色をラインナップ。雨や反射を防ぐバイザーは脱着可能。

 

アーバンR

アーバンR

URBAN R
アーバンR 価格/2万8600円

SPEC
サイズ/M/L、L/XL
カラー/オニキス、アイボリー、ネイビー
重量/410g(サイズM/L、バイザーを除く)

メビウスほどスポーティーではなく、スーツやジャケットに組み合わせても違和感のないデザインに仕上げられたモデルがアーバンR。脱着可能なバイザーはUV防止機能に優れ、アイウェアを必要としない。

 

カスク・ワサビを動画でもチェック!