2021 Tour de France ツール注目機材Pick Up

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  • photo Kei TSUJI/BettiniPhoto©︎2021

21ツール機材

ツール・ド・フランスは、人と人、人と自然、チームとチームのぶつかり合いだが、最新の高性能機材がしのぎを削る場でもある。今年のツールに投入された注目の機材をピックアップして解説する。

21ツール機材

 

BMC

BMC

AG2R・シトロエンとチームクベカ・ネクストハッシュが使用するBMC。主力機のSLR01は、工業界で使われ始めた自動設計によって生み出された1台だ。
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cannondale

キャノンデール

いつの時代もロードバイクの王道をいくキャノンデール・スーパーシックスエボ。現行モデルは空力を重視した設計となり、文字どおりの万能モデルに進化。高い動力伝達性やエアロダイナミクスだけでなく、ドロップドシートステーと専用シートポストによるハイレベルな快適性も実現している。
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Castelli

カステリ

今年のツールも大変だった。序盤は雨と高所の寒さに、後半は予想以上の暑さに見舞われ、それが原因で体調を崩す選手もいた。その点、カステリのウェアで走ったイネオス・グレナディアズは楽だったかもしれない。
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FACTOR

ファクター

3大ツール制覇、ツール4勝という戦歴を誇るクリストファー・フルームが乗ったことで話題を呼んだファクターのオストロヴァム。スプリント、山岳、石畳といったあらゆる地形・路面に対応する最新鋭軽量万能バイクで、フレーム重量780gという軽さと、高い空力性能を両立していることが特徴。
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PINARELLO

ピナレロ

直近の10年で7度ものツール総合優勝を遂げたツール常勝バイク、ドグマ。他メーカーのように山岳用と平坦用を分けることなく、TTステージ以外はドグマ1台で走りきっていることを考えれば、その驚きはさらに増す。今年、ピナレロは旗艦モデルのドグマをフルモデルチェンジ。
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SiS

サイエンスインスポーツ

サイクリング、トライアスロン、サッカー、ラグビーなど、世界中のトップアスリート御用達のサイエンスインスポーツ(SiS)。ロードレース界では、イネオス・グレナディアズがこの補給食メーカーを選んでいる。過酷なツール期間中、チームのエネルギー源となったのがベータフューエルシリーズである。
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Vision

ヴィジョン

発売前の機材が使われて話題になるのもツールのお決まり。今年はヴィジョンの新型ホイールが注目を集めた。使用したのは、バーレーン・ヴィクトリアスとEFエデュケーション・NIPPOの2チーム。彼らがレースに持ち込んだのはニューモデルとなるメトロン45SLディスクとメトロン60SLディスクだった。
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LAZER/PRO

レイザーとプロ

ヘルメットに要求される性能がますます高くなっている今、ユンボ・ヴィスマはレーザーを選んだ。
また、ショートノーズサドルが台頭し、サドル市場の勢力図が大きく変わった現在。シェアを伸ばしているのがプロのステルスである。新型ステルスをチームDSMがツールで使用。若手チームのアグレッシブな走りを支えた。
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S-PHYRE

エスファイア

バイクとライダーの接点であり、パワーの入力点でもあるシューズは、その完成度がパフォーマンスや成績に影響する。プロアマ問わず、レーサーの間で高い支持を得ているのがシマノのエスファイアだ。今ツールでも多くのライダーがエスファイアを選んでいる。
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