【ヴィジョン】2021 Tour de France ツール注目機材Pick Up

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  • photo Kei TSUJI/BettiniPhoto©︎2021

Presented by PODIUM

ツール・ド・フランスは、人と人、人と自然、チームとチームのぶつかり合いだが、最新の高性能機材が鎬を削る場でもある。今年のツールに投入されたヴィジョンのホイールをピックアップして解説する。

 

BRAND INFO

総合パーツメーカーFSAのサブブランドとして1995年に誕生。設立時から空力を重視した製品作りが特徴で、TTやトライアスロンはもちろん、近年はロードバイク界でも人気が高まっている。

メトロン45SLディスク

 

大幅に進化したエアロの申し子

メトロン45SLディスク

METRON 45 SL DISC
メトロン 45 SLディスク
価格/30万960円(シマノ・XDR)

spec
素材/カーボン
スポーク本数/フロント21本、リヤ24本
リム高/45mm
リム幅/21mm
重量/1250g(チューブラー・前後)、1329g(クリンチャー・前後)

発売前の機材が使われて話題になるのもツールのお決まり。今年はヴィジョンの新型ホイールが注目を集めた。使用したのは、バーレーン・ヴィクトリアスとEFエデュケーション・NIPPOの2チーム。彼らがレースに持ち込んだのはニューモデルとなるメトロン45SLディスクとメトロン60SLディスクだった。いずれも前作比でリムハイトが高くなっているにもかかわらず、大幅な軽量化を実現。新設計の21Cリムによって空力性能も向上している。このヴィジョンの新作を履いたバーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチは今大会最長となる第7ステージで優勝、次ぐ第8ステージでもディラン・トゥーンスが勝ち、連続優勝を達成。マテイ・モホリッチは第19ステージも制し、バーレーンは2位に19分もの大差を付けてチーム総合賞を獲得した。この快進撃には、ヴィジョンの新作ホイールも貢献しているはずだ。

メトロン45SLディスク

バーレーンヴィクトリアスだけでなく、EFエデュケーションファースト・NIPPOもヴィジョンのホイールを使用する