スペシャライズドのオールマウンテンバイク「エンデューロ」がフルモデルチェンジ
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スペシャライズドの新型「Enduro(エンデューロ)」は、上りの速さもさることながら、荒れに荒れたトレイルを恐ろしいほどのスピードで、しかも平然とかっ飛ばして下ることができる。そのデザインはダウンヒルバイクの「Demo(デモ)」に影響を受け、トラベル量が旧モデルからさらに増えており、手に負えないセクションに突っ込んでもしっかりと操作できる全く新しいマシンだ。
速さはジオメトリーから
エンデューロはリーチが長く、BBが低く、ヘッドアングルが寝ているジオメトリーを採用している。これらにより、バイクの中心に乗りやすくなり、安定性が増す。その結果、急な下りを飛ばした時のコントロール性が増す。さらに、シートアングルを立て、ペダリング時のポジションを改善し、シートチューブを短くし、長いドロッパーシートポストを使用できるように改良した。これらの進化により、バイクをより安定してコントロールできるようになり、飛ばしすぎてしまった時でもクラッシュしづらくなった。
最適なフレーム剛性
剛性を最大限に高めるのがゴールではない。そんなバイクは硬く乗りにくいものになる。新型エンデューロは最適化されたフレーム剛性により、前輪を正確に操作することができるようになった。また、後輪はデコボコの道でもレールに乗っているかのように路面を追従する。
低さ=速さ
低重心だとハイスピード時でもライダーは安定する。サスペンションは限りなく下方に、そして重心が中心になるように前方に配置された。これにより、今までにないような、安定し自信を持って走れるライドフィールを実現している。
デコボコをいなして、もっと速く
後輪軸の軌跡が後方寄りになり、大きな衝撃の時に引っかかる傾向が少なくなった。つまりトレイルでは、勢いがなくならず、コントロール性が向上し、それが速さにつながる。
コントロール性能UP
初期ストロークからエンドストロークまで、スムーズでコントロールされたサスペンションを装備。小さな石からの振動はスムーズに、また大きな衝撃によるボトムアウトを防ぐ。
大きなホイール、速さの追求
大きなホイールは小さなホイールより勢いを失わない。特にデコボコしているトレイルでは顕著だ。そのため、新型エンデューロは29インチのみの展開になっている。170mmのトラベル量と大きな29インチの組み合わせは、速さを追求する最強のバイクにぴったりだ。
Style-Specific Sizing
少し前までは、理想のフレームサイズを選ぶ要素は、結局足の長さだけに縛られることがほとんどだった。フレームサイズが大きくなると、シートチューブとスタックが一気に高くなり、大きめのバイクのライドフィールが好きなライダーがフレームをサイズアップすることは、トップチューブとライダーとのクリアランスの関係で難しかった。
しかし、新型エンデューロのシートチューブとスタックハイトは、サイズが大きくなってもそれほど変化しない。ライダーはクリアランス上、問題なく乗れるフレームサイズを複数見つけることができる。つまり、身長とライディングスタイルに合わせてフレームサイズを選ぶことができるのだ。短いホイールベースのクイックなハンドリングが好きなら小さめのフレームサイズを。長いホイールベースの高速域での安定性が欲しいなら大きめのフレームを。
Sワークス
S-WORKS ENDURO 29
価格:96万8000円(税抜)
カラー:サテンブラックティント/ブラッシュドブラッククローム/サテンカーボン
サイズ:S2、S3
ドライブトレイン:シマノ・XTR
エリート
ENDURO ELITE 29
価格:48万4000円(税抜)
カラー:グロスホワイトマウンテンズ/サテンカーボン/セージ
サイズ:S2、S3
ドライブトレイン:スラム・GXイーグル
コンプ
ENDURO COMP 29
価格:40万円(税抜)
カラー:グロスアクア/フローレッド/サテンブラック
サイズ:S2、S3
ドライブトレイン:スラム・NXイーグル