スペシャライズドから全く新しいXCレースバイク「チゼル」が登場！

2020.10.02
新製品

スペシャライズドから2020年秋、全く新しいXCレースバイク「Chisel（チゼル）」が登場した。

スペシャライズド・チゼル

40年におよぶクロスカントリー（XC）レースで学んだあらゆる経験を注ぎ込んだ新型チゼルは、圧倒的なスピードで上り、コーナーを勢いよく曲がり、ロックセクションを駆け抜けられる真のXCレースマシン。

現在のアルミXCバイクの中で最高の性能と走破性を持ち、速さと効率性の高さを体感できる。表彰台の頂点に立つには、カーボンだけが唯一の選択肢ではないことを証明するバイクだ。

XCレースの勝敗が決まるのは上りだと言われており、バイクが軽ければ軽いほど、より速く上れる。そこでチゼルは軽量化にこだわり、そのフレーム重量はアルミハードテイルでは最軽量の部類となる1400g。これは、カーボンに迫る軽さとなる。

最先端の D’Aluisio Smartweld Technology（DSW/ダルージオ・スマートウェルド・テクノロジー）とM5 アルミニウムにより可能な限り軽いチューブを用いて、強度や剛性を一切犠牲にしない超軽量フレームを実現した。こうして完成した新型チゼルは、上りと加速があまりにも速くて効率的なので、どこかにモーターを隠しているのではと疑いたくなるほど。

スペシャライズド・チゼル

アルミフレームの乗り心地が体に優しくないというのは、もはや過去の話。DSWやハイドロフォームチューブを利用することで、チューブ形状を根本的に変え、バテッドチューブ設計を特定部位に用いてバランスの取れた完璧な乗り心地を生み出す。

細身で楕円形状のシートステーは横方向の剛性が高いため、踏み込んだ瞬間に加速し、コーナーや荒れたセクションで狙ったラインを正確にトレースできる。また、垂直方向のコンプライアンス（振動吸収性）に優れているので、荒れた路面の凹凸が体に伝わりにくく、疲労を最小限に抑えながらより速いスピードを維持できる。つまり、より激しく走ることができ、これが速さにつながるのだ。

XCレースのコースは年々難易度が上がっているため、エピック・ハードテールに先駆けて取り入れているトレイルに最適化した先進的なジオメトリーを新型チゼルにも採用し、もっとも走破性の高いアルミハードテイルとなるようにした。

ヘッドアングルを68度に寝かせ、ボトムブラケットは低く、リーチを伸ばし、チェーンステーを縮め、フォークのオフセットを短く改良。その結果、高速域の下りでも安定性が驚異的に高く、登坂性能やハンドリング性能が一切損なわれていないという安心感をもたらしつつ機敏な走りが可能なバイクが誕生した。