キャニオン・インフライト2021モデル発売。シクロクロス世界選 男女エリートダブル制覇バイク
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ドイツ発の最新鋭バイクブランド「CANYON(キャニオン)」は、2021モデル「インフライト」シリーズの販売を開始した。
マテュー・ファンデルプールとセイリン・デルカルメンアルバラードの名前は、もう紹介するまでもない。シクロクロス世界チャンピオンに君臨する二人は、2019-20シーズンにおいて台風の目となり、スイス・デューベンドルフで開催された世界選手権において圧倒的なパフォーマンスを発揮、アルカンシェルジャージを手に入れてシーズンを締めくくった。
そして今日、すべてのシクロクロスファンとレーサー・・・長年のキャリアを有するハイアマチュアから、来たるシーズンでのデビューを目標とするライダーに向けて、真新しい2021モデルの「インフライト」シリーズを発売する。世界選手権優勝で実証された「インフライト」の高性能の恩恵を誰もが受けることができるようになった。
インフライトの特長:トップチューブの屈曲部「キンク」
「インフライト」は近年、よりテクニカルでスペクタクルな競技へと進化している世界最高峰のシクロクロスレース環境で優位に立てる機材とするため、様々な機能性を盛り込んだレースバイク。
最悪のレースコンディションに対応する、大きなマッドクリアランス、軽さと剛性、耐久性の両立、小さなフレームサイズへの650bホイールの採用、チューブレス対応のホイール/タイヤシステムの採用など。しかし「インフライト」を特徴づける最大の注目点は、トップチューブに設けられた屈曲部「キンク」だ。
トップチューブの形状を最適化して大きな前三角のスペースを確保し、肩に担ぎやすいのはもちろん、手でトップチューブを持った時にフィットする、特別な輪郭のデザインを採用。さらにバイクを持ち上げた際に前後バランスを取ってバイクが暴れない位置となるようにその屈曲部の位置を調整した。
さらにシートポストの露出を長く確保することにより、カーボンシートポストのしなりを活かし振動吸収性を向上。乗り心地を高めライダーの疲労を軽減、またサドルに安定して腰を落ち着けることができ、優れたペダリングトルクの伝達効率をも実現した。
インフライト 2021モデルのアップデート
2021モデルはアルミフレームのエントリーモデル「インフライト 5」、ミドルクラスのカーボンモデル「インフライト CF SL 7」、プロ供給クラスとなる「インフライト CF SLX 9 TEAM」の3モデルに、マチュー・ファンデルプールとセイリン・デルカルメンアルバラードが所属するアルペシン・フェニックスのチームレプリカカラーをラインナップ。
そして「インフライト CF SLX 9」には暗い冬空のレース会場で映える新色、スーパーピンクが登場。各モデルとも、チューブレスレディタイヤ、ホイールを採用(出荷時はチューブ入りのクリンチャー仕様、チューブレス化には別途チューブレスバルブとシーラント液が必要)した、即レース参戦可能な仕様となる。
使用可能な最大タイヤ幅はUCIレギュレーションの33mmを大きく上回る38mmとなっており、レース以外でもグラベルライドなど幅広い用途に活躍できるバイクだ。
インフライト 2021モデルラインナップ
インフライト 5 (SRAM Apex / 8.85kg)15万9000円(税抜/送料別)
インフライト CF SL 6(SRAM Rival 1 / 8.4kg)21万9000円(税抜/送料別)
インフライト CF SL 7(SHIMANO Ultegra RX / 8.26kg)28万9000円(税抜/送料別)
インフライト CF SL 8(SRAM Force 1 / 7.9kg)34万9000円(税抜/送料別)
インフライト CF SLX 9 (SRAM Force eTap AXS / 7.81kg)42万9000円(税抜/送料別)
インフライト CF SLX 9 TEAM(SHIMANO Ultegra RX Di2 / 7.8kg)45万9000円(税抜/送料別)