マヴィックの軽量MTBシューズ「クロスマックスBOA」に新色登場
マヴィックジャパンは、マヴィック・フットウェア2020モデルのマウンテンバイクライン「CROSSMAX(クロスマックス)」に、新フットウェア「CROSSMAX BOA(クロスマックスBOA)」をリリースした。
「クロスマックスBOA」は、MAVICロードフットウェアで精密な微調整を可能にして高い評価を得ている“BOA®クロージャー”が搭載された最新のMTB用サイクリングシューズとなる。
トゥボックスが広くなったことで、さらに履き心地を高めたMAVICロードフットウェア「COSMIC BOA」同様のアッパーを採用し、軽量かつ快適さを実現した「クロスマックス BOA」。
同時に、つま先に配備されたプロテクターや凹凸のしっかりしたアウトソール、クロスマックスライン独自のトラクションスタッド搭載など、マウンテンバイクフットウェアに特化した機能を装備している。
マヴィック・クロスマックスシリーズは、漕がねばならない状況が発生する上りコースや、流れるようにコーナーを攻める下りコース、スピードを出してテクニカルなセクションを走るクロスカントリーライドに向けて開発された。
「クロスマックスBOA」は、マウンテンコースにおいて足を常に安全で快適な状態に保ちながらも、軽快なペダル運びを実現できるよう、クリートをつけてしっかり乗りつつ、足元は軽くしたいライダー向きのフットウェアと言える。
2019年12月末よりマヴィック取扱店にて販売開始しており、2020年3月には新カラーが登場する。
CROSSMAX BOA(クロスマックス・BOA)
日本人の足に合いやすいゆとりのあるトゥボックス採用。
BOA®フィットシステムL6クロージャーを備えた軽量マウンテンフットウェア。
■アッパー
素材:合成マイクロファイバー
仕様:BOA L6 x 1
■ソール
素材:エナジーグリップテラアウトソール
パワー伝達:INDEX40
■サイズ:24-29cm(UNISEX)
■重量:315g(27cm)
■カラー:セーフティーイエロー、ブラック、レッドオレンジ(2020年3月発売予定)
■価格:1万8000円(税抜)
WIAWIS RACING TEAM 中原義貴選手の使用インプレッション
今回使用したのはMAVIC CROSSMAX BOA(マヴィック・クロスマックスBOA)。
今までオフロード系のシューズはごつごつしたイメージで、ダイヤルとベルクロがあり、スッキリしない感じがあったが、このCROSSMAX BOAはダイヤルが1つになっていて見た目がかなりシンプルな物となっている。
カラーはMAVICのイメージカラーでもあるイエロー。写真では伝わりにくいかもしれないが、蛍光色で実物は目立つ色になっている。
ダイヤルが1つになり、従来のシューズと比べて、フィット感が変わってしまうのではないかと思ったが、履いてみると、踵をしっかりとホールドしてくれているのが感じられた。昨年まで履いていたCROSSMAX PROは履き心地が良く、レースで愛用していたが、2つあるダイヤルをしっかり締めると母指球の真横あたりが痛くなることがあった。しかし、CROSSMAX BOAはダイヤルが1つになったことで、それが解消されていた。
さらに、つま先あたりのトゥボックスの大きさが微調整されていて、つま先の空間に余裕があるのが感じられた。足の甲の高い人でもストレスなく履けるので、より多くのライダーにとって、履きやすいものになっている。これによって、力の伝達にロスがあるのでは?と懸念されたが、そんなことは全くなく、むしろ今まで感じていた痛みがなくなり、より走りに集中することが出来るようになっていた。
ソールが柔らかめに作られているが、それによって力が伝わりにくくなっていることはなく、レースでも十分に使えるシューズに仕上がっている。むしろ柔らかめのソールであることで、トレイルライドやシクロクロス等の歩くシーンで活躍できるのではと感じた。
レース、トレイルライドなど幅広く使用できるので、あらゆるライダーにお勧めできるシューズになっている。