カンプから新型軽量ロードバイク「SR9」登場

中国のバイクブランドCAMP(カンプ)から、軽量オールラウンダーの新型ロードバイク「SR9」が発売された。エアロロードよりも優れた空力性能を持ちながら、フレーム重量680gを実現したフラッグシップモデルだ。

 

SR9

 

SR9は、超弾性素材T1000とM40Jカーボンを適材適所に配置し、高度な一体成形技術で作り上げられたモノコックフレームだ。フレーム重量は680g(490サイズ、未塗装)という軽さを実現しながらもプロ選手のパワーを余さず、推進力へと変換する剛性を持つ。

また、CFD解析と風洞実験を経て作られたフレーム形状は、他社のエアロフレームと比較しても10%を上回る空力性能を達成したという。

SR9の開発プロセスには、UCI コンチネンタルチームであり、現中国ナショナルチャンピオンが在籍する「カンプレーシングチーム」が深く関わり、幾度もの実走テストと改良を重ねることで、数値化できない操縦性やライドフィーリングまで磨き上げられた。

 

カンプレーシングチーム

 

ユニボディデザイン

通常、前後のトライアングルを分けて製造して接着されるカーボンフレームの製造方法と異なり、SR9は高度な技術を要する完全一体成形構造を採用した。継ぎ目や接着剤を一切排除した「ユニボディデザイン」が、680gという軽さと、パワーロスを抑えた高剛性を両立した鍵。素材のポテンシャルを最大限に引き出し、踏み込んだ力を推進力へと変換する。

 

一体成形

 

エアフローデザイン

空力エンジニアによってCFD解析と風洞実験を組み合わせることによって、従来のエアロフレームよりも広いヨー角の範囲で空気抵抗を一貫して低減し、前方投影面積を極限まで小さくした。

 

空力性能データ

風洞実験では実際の走行環境をシュミレートするため、風向角度を-15°〜+15°の範囲で 3°刻みに設定し検証された。さらに多角的な検証を行うために車両のみの状態とライダーが実際にペダリングしている状態の両方でテストを行い、ペダリングされている状況下での空力性能を分析している。

 

SR9の空力性能

 

実験データから、SR9は軽量でありながら、斜めからの風(ヨー角がついた状態)においても空気抵抗の増加が少なく、空力性能の高いフレームであることを証明した。SR9は、C社のエアロフレームと比較して8.2%も空気抵抗が削減され、ライダーは約6.72Wのパワー削減を実現した。

 

SR9

ナノブラック

SR9

ミストブルー

SR9

スプラッシュ

シートステー結合部 SR9の後ろ 一体型ハンドル

 

SR9
価格:
29万9800円(フレームセット)、
33万9800円(フレーム+ルーチェHB12一体型ハンドル)、
59万9800円(105Di2完成車)、
70万9800円(アルテグラDi2完成車)
サイズ展開:460、490、520、540mm
カラー展開:ナノブラック、ミストブルー、スプラッシュ
※特別塗装色のミストブルー、スプラッシュはアップチャージ1万5400円が必要

 

SR9のジオメトリ

 

カンプについて

中国・深圳で2010年に設立されたカーボンファクトリーがプロデュースする自社ブランド。高い品質と購入しやすい価格で中国を始め海外のサイクリスト達からも多くの支持を得ている。現在は恵州市に本社及び工場を構え、年間約6万台のスポーツ自転車を生産している。