スペシャライズドのグラベルバイク「新型ディヴァージュ 4」登場

2025.09.10
新製品

スペシャライズドが、Future Shock 3.0、史上最高の反応性を誇るフレーム、圧倒的なタイヤクリアランス、そして最大級の内部ストレージを搭載した究極のグラベルバイク「新型Diverge 4（ディヴァージュ 4）」を発表した。

ラインアップは「Diverge 4 Pro」と「Diverge 4 Comp Carbon」の2種類。さらに新型発表に合わせて、スラム・レッドXPLRやロヴァールテラCLX IIを搭載した限定モデル「Diverge 4 Pro LTD」も全国のスペシャライズドストアと公式オンラインストアで2025年9月10日（水）正午頃から販売を開始する。

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4

ディヴァージュ 4の特徴

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4

Future Shock 3.0

Future Shock 3.0は、ステムとヘッドチューブの間に配置され、油圧ダンパーに制御された最大20mmトラベルを提供。重量、ハンドリング性能、レスポンスのどれも犠牲にせず、路面からの突き上げを吸収する。

その動作は好みに合わせて細かく調整でき、どのフレームサイズでもトラベルを最大限に活かせる。改良されたシールのおかげでどんなコンディションでも路面の上を滑るように進むことができ、シーズンを重ねても推進力を衰えさせない。

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4

Roval Terraシートポスト

Future Shockがバイクの前側で振動を和らげても、後ろ側が硬くては速さも快適性も生まれない。これを解決するのがRoval Terraシートポスト。

リヤホイールが路面のバンプと衝突すると、このシートポストはホイールの突き上げをいなす形で後方へ最大18mmしなる。つまり、衝撃を吸収して快適な乗り心地をもたらすだけでなく、ライダーの重心を安定させ、リヤホイールを路面に押し付けて、漕いだ力を路面にもれなく伝えられるようにする。コンプライアンスを高めつつ、特定方向にたわんで衝撃を逃がすこのシートポストは、重量200g未満の軽さも特長。

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4

50mmのタイヤクリアランス

Diverge 4は、荒廃した未舗装路、人里離れた山奥、そして距離300km以上におよぶグラベルレースを走る性能を備えている。最大50mm幅のタイヤ（外径700c）に対応。圧倒的なグリップ、パンクの軽減、そして極上の快適性を提供する。ファクトリーオフロードチームのフィードバックをもとに開発された新しいクリアランス規格は、ハイスピードのグラベルレースや未舗装路のアドベンチャーに最適だ。

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4

SWAT 4.0 ストレージ

ダウンチューブに内蔵されるのは、圧倒的な積載力を備えたSWAT 4.0ストレージ。ジャケットからチューブ2本、ツール類、CO2ボンベ、エナジージェル6本まで、驚くほど多くのギアをスマートに収納可能。フレームと一体化した美しいデザインで、容量は前作比で5%アップ。開口部は10%拡大され、出し入れもスムーズ。

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4

可能性を広げるジオメトリー

開発チームのエンジニアは、グラベルのファクトリーチームへの徹底的なヒアリング、数百人ものライダーとの対話、さまざまなコンディションでテストライドを重ね、世界各地のイベントに参加。すべては、進化し続けるグラベルシーンで、いまのライダーが求めるジオメトリーを明確に理解するためであった。

Diverge 4では、展開モデル全体でヘッドアングルを寝かせ、リーチに関しては54cmサイズでは4mm、56cmサイズでは8mmといったように、サイズごとにリーチを段階的に延長した。また、BBハイトを5mm下げることで、50mm幅のタイヤを履かせても、従来道り定評のある路面クリアランスを実現。これらすべてが重なり合い、バイクの一部となる感覚を生み出し、絶対的に快適な乗り心地が実現した。

スペシャライズド・新型ディヴァージュ 4