ワフーの「キッカーコア」「キッカーバイク」がモデルチェンジ
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ワフーのスマートトレーナーで最も安価な「キッカーコア」と、スマートバイクの上位モデル「キッカーバイク」がモデルチェンジした。
キッカーコア2
発売から約7年モデルチェンジがなかったキッカーコアが、「キッカーコア2」にアップグレードされた。11速のスプロケットが付いてくるものと、ズイフトコグとクリックが付くズイフトワンのキットの2バージョンで展開される。ズイフトクリックは先に発表された新型となる。
変更された点として、まず組み立てがしやすくなった。前モデルでは前後2本あるトレーナーの足が見分けづらかったが、新モデルでは、白と青のシェブロン模様をつけてた。また、前モデルは足を取り付ける際に本体を裏返さなければならなかったが、新モデルでは上からネジが止められるようになった。さらに、前モデルよりも軽くなり、女性でも持ち運びやすくなった。
アプリとの接続はWi-Fiでも行えるようになった。そして、新モデルでは、心拍計やズイフトクリックのデータを、トレーナー経由でアプリに送信できる。例えば、アップルTVを使うときのように、Bluetoothの接続が同時に2個までしかできなかった場合にはメリットとなる。他にも、デジタル落車が起こりにくいなどの長所もある。「キッカーV6」「キッカームーブ」という上位グレードでできることが廉価モデルにも備わり、データを伝達する回数、頻度を上げるレースモードや、自動キャリブレーションなども可能になった。
KICKR CORE 2
価格:12万3200円(11速スプロケット付き)、13万2000円(ズイフトワン)
サイズ(展開時):52cm(長さ)×59.7cm(幅)×47cm(高さ)
重さ:19.7kg
対応ホイールサイズ:700C、29インチ
ハブタイプ:130/135mmQR、12×142mmおよび12×148mmスルーアクスルアダプター付属
ドライブトレイン:11スピード(11-28)、8/9/10/12コンバーチブル
キャリブレーション不要
負荷方法:マグネット式
最大出力:1800W
データ誤差:±2%
最大斜度設定:20%
ソフトウェアアップデート方法:自動(ワイヤレス)
キッカークライム:対応
他社パワーメーター使用:可
計測データ:スピード、距離、パワー、ケイデンス
無線通信方法:Wi-Fi、ANT+FEC、ANT+Power、Bluetooth FTMS、ズイフトプロトコル
キッカーバイクプロ
キッカーバイクは「キッカーバイクプロ」に名前を変えた。改善された点は主にタッチポイントで、サドル、バーテープは、フィジークとのコラボレーションにより質感が高められた。ドロップハンドルは人間工学に基づいたものになり、上ハンドルの部分が太く、持ったときに安定させやすい。また、フレア角度が付いており、下ハンドルを持ったときにも力が入れやすい。
シフトレバーまわりも新しくなり、ズイフトライドやズイフトクリックと同様のコントローラーが配される。ズイフトの場合、チャット以外のほぼ全ての機能を手元操作のみで行える。
また、キッカーコア2と同じく、心拍計を本体にペアリングして、そこからアプリにデータを送れるといったアップデートも行われている。

前モデルを普段使用している元プロロードレーサーの別府史之さん。キッカーバイクの良さについて、振動の少なさ、汗を大量にかいて本体に垂れても処理がしやすい点を挙げた。そして、家族でシェアできるのが一番だと言い、新モデルについては、「クランプもとても柔らかく変えやすくやすくなっているので、そういったポジションチェンジとかもしやすくなってるのは大きい」と話した。また、新しいコントローラーも高く評価していた

本誌2025年5月号に登場してくれた競輪S級2班の守谷陽介選手は、オンのシューズにフラットペダルで1100Wを出した
KICKR BIKE PRO
価格:59万4000円
設置面積:121(長さ)×76(幅)×95-118cm(高さ)
重さ:42kg
最大耐荷重:113kg
仮想シフトシステム:シマノ、スラム、カンパニョーロ、ズイフトクリック
クランク長対応:165mm、167.5mm、170mm、172.5mm、175mm
ドライブトレイン:ベルトドライブ
キャリブレーション不要
負荷方法:マグネット&モーター
最大出力:2500W
データ誤差:±1%
勾配再現:+20%/−15%
ソフトウェアアップデート方法:自動(ワイヤレス)
他社パワーメーター使用:可
計測データ:スピード、距離、パワー、ケイデンス
無線通信方法:Wi-Fi、ANT+FEC、Bluetooth
ダイレクトコネクト対応
























