ツール・ド・フランス2025 パリへの道を切り開いた機材
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真夏のフランスを一周し、7月27日にパリで閉幕を迎えたツール・ド・フランス。3週間にわたる戦いで使用され、選手たちを成功に導いた機材を振り返る。
CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)
ツール開幕まで約1か月を残したタイミングで発表され、すぐさま実戦投入されたカンパニョーロのスーパーレコード13。リヤ12速がスタンダード化しているプロトンの中で、どこよりも先んじてリヤ13速化に踏み込んだ。つまりコフィディスだけが13速の恩恵を受けてツールを戦っていたことになる。
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TREK(トレック)
第8ステージで実に6年ぶりとなるイタリア人ステージ優勝者となったリドル・トレックのジョナタン・ミラン。初出場のツールで最終的にステージ2勝を飾るとともに15年ぶりのイタリア人マイヨヴェール(ポイント賞)獲得者となった。リドル・トレックはすべての選手が全ステージでトレックのMadone SLR 9 Gen8をセレクトし、終着地パリまでミランをサポートした。
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PIRELLI(ピレリ)
リドル・トレックとアルペシン・ドゥクーニンクの足元を支えたのがピレリのPゼロレースTLR RSチームエディション。2チームで合計ステージ5勝を飾り、上記のようにジョナタン・ミランがマイヨヴェール獲得を果たしている。
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fi’zi:k(フィジーク)
圧倒的とも言える力で自身4度目の総合優勝に輝いたタデイ・ポガチャル。世界チャンピオンジャージからマイヨジョーヌに衣替えしてパリにたどり着いた彼のバイクには、特徴的なルックスのフィジークのヴェント・アルゴR1アダプティブ、それを体に合わせたOne to One(ワン・トゥー・ワン)カスタムモデルが備わっていた。
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ROVAL/SPECIALIZED(ロヴァール/スペシャライズド)
スムーズなライン取りと滑らかなスプリントで第3ステージと第9ステージを制したのがスーダル・クイックステップのティム・メルリール。エースの離脱で苦しい戦いを強いられていたチームに鮮やかな2勝をもたらした。フロント63mm、リヤ58mmいうリムハイトを採用したスペシャライズドのラピーデスプリントCLXはスプリンターにとって頼れる存在だ。
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