ビゴーレからラグ溶接ハンドメイドオールロード「ホライズン・セン」登場
京都の自転車ブランド「VIGORE(ビゴーレ)」が、ラグ溶接ハンドメイドオールロードバイクの新モデル「Horizon -sen-(ホライズン・セン)」を発表した。 三代目のフレームビルダー・片岡聖登さんと、四代目 (見習い)・片岡有紀さんの共同開発による初めての製品だ。先行してXSサイズ(460mm)の受注が、2025年7月9日(水)から始まる。
ホライズン・センの特長
01「線」を描く、美しいクロモリホリゾンタル
Horizon -sen-という名前には、遠く水平に伸びる“地平線(Horizon)”と、フレームの造形美を決定づける“線(sen)”という2つの意味が込められている。クロモリ素材(クロムモリブデン鋼)のしなやかさを生かし、美しいホリゾンタルを実現するため、どのサイズも緻密に設計。直線と曲線が織りなすフレームデザインは、視覚的な美しさにとどまらず、乗り手の身体感覚と感性を拡張する性能を生み出す。
街から郊外へ、舗装路から未舗装路へ。知っている道から、まだ見ぬ道へ。日々の移動や旅のなかで、それぞれの“新たな線”を描いていく─そんな時間を支える1台だ。
02 モダンなフィールド性能とクラシカルな設計美の融合ーキレのある走行感
メインパイプには、軽量かつ高剛性のカイセイ・8630Rを採用。チェーンステーとフォークにはディスクブレーキ対応のタンゲ製チューブを使用し、剛性としなやかさを両立している。ラグ溶接で、標準は28~35mmのタイヤ、ディスクブレーキ(フラットマウント)、12mmスルーアクスル、そして高耐久、高互換性のあるUDHエンドを採用し、クロモリの伝統的な美しさでありながら、現代の規格、そして多様なフィールドに柔軟に対応できる仕様に仕上げた。
03 小柄な人のためにホイール径650B採用の専用設計XSサイズから
先行受注開始サイズは、ホイール径650Bを採用したXSサイズ(適応身長148~160cm程度)。小柄なライダーも自然な姿勢や操作性、美しいホリゾンタルのシルエットを両立できるよう設計された、造形美と走行性能を兼ね備えた1台だ。また、開発に携わった四代目の片岡有紀さんも身長150cm程度。「自分が本当に愉しく乗れるオールロードをつくりたかった」という想いが、この設計の出発点となった。1990年代にビゴーレが製作した650Cのトライアスロンバイク製作の歴史が息づいている。
Horizon -sen-(ホライズン・セン)
価格:44万円~(フレーム&フォーク)
サイズ:XS(460mm)※S~Lの他サイズ(700C設計)は順次リリース予定。
完成車:仕様により相談
販売場所:ビゴーレ京都本店、公式オンラインストア
ビゴーレの開発記ブログ
Spec(XSサイズ)
●シートチューブ長:460mm
●トップチューブ長:505mm
●ホイール:650B専用
●パイプスペック:カイセイ・8630R、チェーンステー&フォーク=タンゲ・12mmスルー及びフラットマウント対応パイプ
●フォークスペック:400R、12mmスルーアクスル M12×100mm/ピッチ1.5mm
●エンド:UDH、12mmスルーアクスル M12×142mm/ピッチ1.0mm
●12mmアクスル(フロント1.5mm、リヤ1.0mm)/ エンド幅 フロント100m、リヤ142mm
●4インチローター専用(※700Cは6インチも兼用予定)
●ヘッドセット:1インチヘッド(ITA)/アヘッド
●BB:68mm(JIS)
●対応身長:148cm~160cm程度
●シートピラー:27.2φ
●Fメカバンド:28.6φ
●タイヤ幅:推奨28mm~32mm (対応28mm~35mm)
※35mm以上を希望の場合も対応可能。要事前相談
●シフト種類:Di2 or メカニカル
●フレームカラー/ロゴカラー:オーダー
●ヘッドバッヂ仕様
●フェンダーダボ/ボトル台座:カスタマイズで追加可能
●ボトル台座:3か所(カスタマイズ可能)