2025春夏のロードバイクに! カブトの新作おすすめヘルメットを紹介
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緑まぶしい、ロードバイクなどのスポーツバイクには絶好の季節がやってきた。今シーズン、ヘルメットを新しくして心も新たにペダルをこぎだしたい人は多いはず。そんななか注目を集めるのは、カブトの新作「フルレ」。着用レビューをお届けするとともに、他のおすすめモデルもピックアップして紹介しよう。
この春最注目の新作 カブト・フルレ

カブト・フルレ ●価格/2万7500円
この春から投入されるニューカマーであり、デザイン性を重視したアプローチで開発。流麗なラウンドフォルムは、かぶると小顔に見えるように軽量・小型なシルエットも追求したという。さらにカラーもニュートラル&ニュアンス系を揃え、ここ数年で人気を集めるシンプルなテイストのウエアとのマッチングも考え抜かれている。もちろん機能性には定評のあるメーカーだけにそこに抜かりはなく、通気性を高めるフローティングパッド、BOAダイヤルアジャスターも装備する。ルックスと機能性を高次元で融合させたカブトの新時代を告げるモデルだ。
着用レビュー〜流麗なフォルムがシンプルなウェアにマッチする
これまでのカブトの製品にあるような力強さを押し出したイメージとは一線を画し、丸みを帯び流れるようなデザインでシルエットの美しさが魅力的なフルレ。実際にかぶると横方向への張り出しが抑えられたシェルは、フェイスラインとの一体感を生み出しやすく、設計意図どおりに小顔を演出しやすいと感じた。もちろんフィット性の面においても高い納得感を得られる。かぶり心地はやや浅めだが、筆者の後頭部にはシェルがうまく乗っていたせいか安定感に物足りなさはなく、260gの重量も感じにくい。左右前後へのずれも起こりにくく、快適で安定した被り心地が持続する。昨今は性能第一主義が以前ほど叫ばれなくなり、特にサイクリングアパレルはルックスとの高度なバランスを重視するサイクリストが増えているが、フルレはそんな声にしっかりと応えてくれる。

細かな締め付け度合いを瞬時に行えるBOAダイヤルアジャスターに加え、ヘッドレストはその幅を2段階で調節できる仕様により、頭の形に合う最適なフィットを追求できる

内側には「エアフローパッド」を装備。頭からヘルメットを浮かせて空気の通路を作り、接触面積も低減して高い通気性を実現する。クールマックスの表面が冷却性能をアシスト

あごひもの固定はフィドロックのマグネットバックル。解除は片方の指でバックルをスライドさせるだけ。フルフィンガーグローブでも簡単・スムーズに操作可能

あごひもはシェルカラーに合わせて3種類。ホワイト、マットブラック、スペースグレーは黒いひも、マットブルーグレーはブルーのひも、マットコーラルはベージュのひもとなる

ベンチレーションは流麗なフォルムを引き立てるミニマルにしてデザイン性の高いもの。通気性に不満を覚えることは微塵もなく、アイウエアホールドも装備して機能性も十分だ
こちらも注目① カブト フレックス・エアー

カブト フレックス・エアー ●価格/2万9700円
ヘルメットの存在を忘れさせる抜群の快適性
世界屈指の軽さと高い放熱性能を両立。極限の軽さを求め、形状の無駄を省いた球体状のシェル、無数に肉抜きされたシェルカバーを搭載して185g(XS/Sサイズ)の超軽量に仕立てた。一方の放熱性は、まず最先端のCFD解析を駆使して、乗車姿勢で最も通気性を高める通気口の配置と形状を追求。さらにシェル内には頭からヘルメットを浮かせて空気の通り道を作る「エアフローパッド」を装備して、抜群の涼しさを確保する。BOAフィットシステムを用いた「KBF-2」アジャスターなど、優れたフィット性を生む調節機能も充実している。
こちらも注目② カブト レッツァ・3

カブト レッツァ・3 ●価格/1万2100円
あらゆるシーンとライダーに寄り添ってくれる
使い勝手に優れる機能性とデザインを、求めやすい価格に詰め込んだ人気商品がさらに進化した。コンパクトでシンプルなシェルを踏襲しつつ、新たにマグネットを内蔵して別売のシールドシステムの装着がスムーズになっている。サイズ展開もS/Mを追加した3種類となり、頭の小さなライダーのフィット感が向上した。あごひもが緩みにくい「アンチスリップバックル」、頭をしっかり包み安心感のあるかぶり心地など快適性も万全。街乗りから本格的なロードライドまでマッチするシンプルなフォルムも相まって、みんなにフレンドリーな存在だ。
Kabuto(カブト)とは
日本のサイクルヘルメットにおける絶対的な存在。高い技術力と独創性、国内ブランドならではの緻密な物作りによる安全性と快適性が高度に融合した製品は、プロ選手から街乗りをするお母さんまで幅広い支持を集める。