ブリヂストンサイクルのロードバイク用タイヤ「EXTENZAシリーズ」がフルモデルチェンジ
ブリヂストンサイクルは、ロードバイク用タイヤ「EXTENZAシリーズ」をフルモデルチェンジし2023年9月1日より発売した。
「EXTENZAシリーズ」は、レーシングシーンを想定して生まれた競技用タイヤ・チューブシリーズ。今回のロードバイク用タイヤのフルモデルチェンジでは、従来品よりワイドなタイヤ幅までカバーし、チューブレスレディを追加した豊富なラインナップで様々なレースのシチュエーションに対応する。
前作のR1X/RR2Xの登場以来、ディスクブレーキ仕様のバイクが主流となり、ホイールの高性能化、リム・タイヤのワイド化、チューブレスレディの普及が進んだ。加えて、ロードバイクの空力性能は年々と高まり、レース自体もより高速化している。このような環境の変化に対応しつつ、さらなる性能向上を目指して再設計。「プロがレースで戦えるタイヤ」としてフルモデルチェンジを果たした。
ブリヂストンサイクルはエンジニア、チームブリヂストンサイクリングの選手と意見を交わしながら、レーシングタイヤに求められる要件を、一つひとつ分析・評価してきた。国内開発拠点でトッププロと密に連携したレース機材の開発を行えることが強みで、開発されるプロ仕様のタイヤは最前線で戦うプロ選手のみならず、一般のホビーライダーにもハイレベルなパフォーマンスをもたらすことが期待できる。
「EXTENZAシリーズ」の特徴
①ワイドリム対応
現在主流のワイドリム(新ETRTO規格)に対応しつつ、トレッド幅を従来品比で15%幅広化。ドライ・ウェット路面でも安定したコーナリングを実現した。トレッド幅を広げると、重量・転がり抵抗などのバランスが崩れるため、選手らの要望をくみ取りながら理想的なバランスを模索した。
②耐パンク性
耐パンク性を改良させようとすると、重量・グリップ・転がり抵抗など、様々な要素に影響を及ぼすが、タイヤの構造から見直すことで理想的なバランスを追求。R1Xの場合、ケブラー製パンクプロテクターの配置変更に加え、トレッド厚をアップさせることで、従来品に比べて突き破りにくさが6%向上している。
③転がり抵抗
本来、転がり抵抗が増加するようなアップデート(グリップ・耐パンク性を向上)を行いながらも、新コンパウンドの採用により、従来品比で4~9%の抵抗減を実現。
④耐摩耗
新コンパウンド自体が摩耗しにくい特性を持つため、トレッド面が削れることによる形状の変化が起こりづらい。これにより、耐摩耗性が27%向上。初期性能が長く続く。
◾️R1X クリンチャー
価格:1万1000円
◾️R1X チューブレスレディ
価格:1万3000円
◾️R2X クリンチャー
価格:8200円
※「EXTENZAシリーズ」特設ページにて、開発者×チームブリヂストンサイクリング選手のクロストークを掲載しています。新モデルを開発するうえでの開発のこだわりや苦労したエピソードを是非ご覧ください。
「EXTENZAシリーズ」特設ページURL:
https://www.bscycle.co.jp/tire-special/
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