11月3日は「ビワイチの日」。滋賀県が自転車による地域振興をPR
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「いいサイクリング」にちなんだ11月3日を「ビワイチの日」に。
アーティストの西川貴教さんが三日月滋賀県知事と共に琵琶湖岸を記念サイクリング。
開催日時●2022年11月3日
主催:滋賀県、滋賀プラス・サイクル推進協議会
11月3日は「ビワイチの日」
周囲約200kmの日本最大の湖「琵琶湖」を一周する「ビワイチ」。ナショナルサイクルルートにも選定されたこのビワイチをアピールしようと、滋賀県は11月3日を「ビワイチの日」として、県内各所で大規模なサイクリングイベントを開催した。これは全国初の自転車による地域振興の条例として、今年4月1日に施行された「ビワイチ推進条例」に基づき実施されたもの。「いいサイクリング」にちなみ11月3日を「ビワイチの日」とし、以降11月9日までの1週間を「ビワイチ週間」と制定し、琵琶湖を周回する「ビワイチ」や、県内各所を走る「ビワイチ・プラスルート」などを楽しんでもらう。
イベントの開催により地域活性化を図ると共に、県民に対しては自転車活用推進とビワイチへの理解と協力を、訪問するサイクリストには、周辺地域や住民の地域環境への気遣いや配慮を求める。本条例の施行により今後、滋賀県として県下全域で持続可能なサイクリングの造成をおこなっていくとのこと。
滋賀ふるさと観光大使 西川貴教さんも琵琶湖岸をサイクリング
この日は滋賀県出身で滋賀ふるさと観光大使を務める、アーティストの西川貴教さんが登場し滋賀県の三日月知事と共に琵琶湖岸を走る記念サイクリングが行われた。西川さんは県内のサイクリングガイドに導かれ、自身が開催する「イナズマロックフェス」の会場である草津市の烏丸半島を出発。途中、商業施設に設けられたエイドステーションで三日月知事と共に補給を取りながら、守山市のなぎさ公園までの約9kmを軽快にサイクリングした。走行後のインタビューで西川さんは「すごく楽しかった。ビワイチでは自転車を使ってふだんとは違うコミュニケーションがとれる。是非ビワイチを楽しんでもらいたい。」と満足そうだった。
三日月知事によると「ビワイチは、何と言っても日本で一番大きな琵琶湖のそばをゆっくり走れることが最大の魅力。ゆっくりでもスムーズに安全に走れるように、周回道路の自動車侵入防止の柵を減らしたり、道路に看板を立てて案内し、サイクリングしやすくしている。さらにサポートステーションやサイクリストに優しい宿もたくさんつくり、誰でも楽しめる環境を整備しつつある。」とのこと。さらに知事は、近江商人の「三方よし」にちなみ「さまざまな交通利用者がお互いに譲り合う環境を作っていかなければならない」と強調した。
イベントは午後から場所を大津プリンスホテルに移し、「ビワイチ記念式典」が行われ、西川さんと三日月知事によるトークショーが行われた。