ジロ・デ・イタリア・クリテリウムでマリア・チクラミーノのサガンが優勝
アラブ首長国連邦のドバイで開催中の2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)で、11月6日にジロ・デ・イタリア・クリテリウムが初開催された。
1周2.1kmのサーキットを30周するレースは、マリア・チクラミーノを着たスロバキアのペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が、マリア・ローザを着たコロンビアのエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアズ)を、一騎打ちのゴールスプリントで制して優勝した。3位にはスイスのマルク・ヒルシ(UAEチーム・エミレーツ)が入った。
ポイント賞はイタリアのエリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス)、敢闘賞はハンガリーのアティラ・ヴァルタ(グルパマ・FDJ)が受賞。最速ラップ賞はTT世界チャンピオンであるイタリアのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアズ)が獲得した。
ジロ・デ・イタリア・クリテリウムは、イタリアのRCSスポルトが、madeinitaly.gov.it 、ドバイ・スポーツ・カウンシル、ドバイ万博の後援を受け、ドバイ万博の催しの1つとして開催し、今年のジロで活躍した選手を含む28選手が参加。その模様は、ジロの公式サイトでライブ配信された。
ドバイ万博はMEASA地域(中東、アフリカ、南アジア)で初開催の万博で、イタリア館ではイタリアの卓越性を紹介する「メイド・イン・イタリー」キャンペーンを展開し、ジロの螺旋状のトロフィーが展示されている。
■ジロ・クリテの初代王者になったサガンのコメント
「これはとても特別なレースだった。ここに居て、ドバイ万博のジロ・デ・イタリア・クリテリウムを走る機会を得られたのは素晴らしい事だ。このユニークな場所で勝ててとても嬉しい。レースをコントロールしてくれたチームメートに感謝している。
クリテリウムの序盤では、ポイント賞を狙って前でスプリントを競おうとしたが、すぐに今日は自分よりもヴィヴィアーニの方が速い事に気がついた。だから戦略を変える事にした。10周目から15周目で回復する事に努め、それはとても高速のレースだった。
それから最後の数ラップで、ベルナル、ヒルシ、ブシャールがアタックし、彼らに付いて行く事にした。それは正しい動きだった。ベルナルがもう一度アタックした後、ボクは何とか彼と一緒に居て、フィニッシュラインで彼を打ち負かした。この成功にとても満足しているよ」
第1回ジロ・デ・イタリア・クリテリウム 結果
1. SAGAN Peter (BORA HANSGROHE / SLOVAKIA) 1:26:00
2. BERNAL Egan (INEOS GRENADIERS / COLOMBIA)
3. HIRSCHI Marc (UAE TEAM EMIRATES / SWITZERLAND) +0:05
4. BOUCHARD Geoffrey (AG2R CITROEN / FRANCE) +0:05
5. VIVIANI Elia (COFIDIS SOLUTIONS CREDITS / ITALY) +0:12
6. BOLE Grega (BAHRAIN CYCLING ACADEMY / SLOVENIA) +0:12
7. FIORELLI Filippo (BARDIANI CSF FAIZANE / ITALY) +0:12
8. MARCHIORI Leonardo (ANDRONI GIOCATTOLI SIDERMEC / ITALY) +0:12
9. MIRZA Yousif (UAE TEAM EMIRATES / UAE) +0:12
10. BEVILACQUA Mattia (VINI ZABU / ITALY) +0:12
[各賞]
■ポイント賞:VIVIANI Elia (COFIDIS SOLUTIONS CREDITS / ITALY)
■敢闘賞 : VALTER Attila (GROUPAMA FDJ / HUNGARY)
■最速ラップ賞 : GANNA Filippo (INEOS GRENADIERS / ITALY)