台北サイクル2026レポートその3:中華ブランドの勢いはライダーギア市場へ波及
目次
アジア最大の自転車ビジネスショー「台北サイクル」で見つけた注目のプロダクトをピックアップ。パート3はジャージやヘルメットやシューズなど、ライダーの身につけるアイテム全般をまとめて紹介します。
ジヴ:台南発、ハイコスパの総合アイウェアメーカー
「ZIV(ジヴ)」は台湾の台南を拠点とする総合アイウェアメーカー。多数のOEMを手がける一大勢力であり、確かなクオリティのサングラスを多数展開する。ハイエンドモデルで1万円程度とコストパフォーマンスに優れ、3枚目のニューモデル「ボニー」はどこかレトロフューチャーなシルエットが印象的だった。
なお同社は自社ショールーム兼サイクルカフェを地元台南で展開しており、自転車文化の普及にも力をいれている。台湾一周サイクリングルートの道中近くにあるため、カフェ休憩の拠点としてぜひ立ち寄ってほしい。
TTビチ:プレミアムショップの手がけるハイブランド
台北拠点の「Thermaltake bicycle」は、ブロンプトンや欧州ブランドを多数手がけるプレミアムなサイクルショップ。彼らの自店ブランドとして展開するのが「TT bici(ビチ)」だ。ここ2〜3年でトレンドだった無地単色ジャージを脱し、大胆なパターンと超タイトなカッティングが目を引く。ビブショーツもカラフルで、定番のブラックを探すのが難しいほど。
ちなみにショップは台北ショーの会場から程近く、まるで高級カーディーラーのようなしつらえは驚きの一言。時間のある方はぜひ訪問してほしい。
ケープラス:カーボンプレート搭載のニューモデル「ヴェンチュラ」
日本でも定番のアイテムに上り詰めた台湾のヘルメットブランド「ケープラス」。トップ部にカーボンアーマーを備えた新型「ヴェンチュラ」がお披露目された。薄く成形されたプレートがプロテクション性能を向上、軽い被り心地にも貢献する。人気の新作エアロヘルメット「エアヴァーナ」に続く新たな選択肢となるだろう。日本展開は続報を待ちたい。なお、ブースには超巨大+極小のエアヴァーナオブジェがあった。
サンリームーン:レースユースに適うパフォーマンスヘルメット
創業わずか5年の若き中国ブランド「Sunrimoon(サンリームーン)」は高品質なレーシングヘルメットを展示。写真のモデルはオールラウンド系の「CS-57 ALIEN」。独自の3Dグリッドパッド+マグネティックバックルと最新スペックを網羅し、Mサイズで235gと軽量。シルエットはトレンディなラウンド形状で、後発ブランドらしい「いいとこどり」なプロダクトが揃う。価格も手頃で、アジア圏で支持を拡大している。
PMT:もうひとつの中国ヘルメットメーカー
「PMT」は上記のサンリームーンと並ぶ中国ブランド。創業は2012年で、国内市場で順調に成長を続けてきたヘルメットメーカーだ。2枚目の「Kora 3.0」は特徴的なディンプル加工が入りMips対応。3枚目の「XM」は28のベンチレーションを持つミドルグレード。どれも塗装の質感は高く、大手メーカーと遜色ないクオリティだと感じた。
ERT:落車衝撃を減らすテクノロジー
「ERT」はエナジー・リダクション・テクノロジーの略。青色のポリマー素材をヘルメットに仕込み、落車時のインパクトを軽減するパテント取得済みのテクノロジーだ。薄いシートを利用したMipsとは異なり、素材そのもののクッション性で耐衝撃性を高める狙いのようだ。軽さと通気性を犠牲にしない新たな機構として採用されている。
モントン:斬新さとパフォーマンスを両立する新ライン
OEM時代から数えて20年以上の歴史を持つアパレルメーカー「Monton(モントン)」。ド派手なグラフィックに最新素材を駆使した「SKMT」ラインが加わった。目に楽しいオンラインショップは以下からどうぞ。
iPFP:創業4年の若きパフォーマンスシューズ
中国発の新興パフォーマンスシューズブランド「iPFP」。写真2枚目のフラッグシップ「iP-09 Pro」は競合他社に劣らないスペックでありつつアジアフィットのラストを採用。高級感漂うダイアルは自社オリジナルで、反時計回しでのワンウェイリリースが可能。エアロシューズカバー+インソール+バッグが付属し250ドル台と価格競争力も抜群。シューズの高価格化が進む中、日本人にもよき選択肢となるか期待だ。
その他ダイジェスト

台湾のアパレルメーカー「Frontier(フロンティア)」の新作コレクション。干支にちなんだスペシャルジャージ(午年)を今年も展開していた

上記のPMTブースで見つけたシューズ「Voment(ヴォーメント)」。包み込むようなタンレスの一枚アッパー+自社製のダイアルを採用














































