台北サイクル2026レポートその2:ニッチでディープ、百花繚乱のスモールパーツたち
目次
- 1. センサー:ギアの多段化は14速時代へ!?
- 2. ホイールトップ:電動シフト+油圧TT用レバー+シフトボタンが追加
- 3. スーリー:スタイリッシュで堅牢なチャイルドトレーラー
- 4. DTスイス:キックバック現象を抑えるハブシステム
- 5. トピーク:高い完成度に仕上がるミニマムなキャリヤ
- 6. タイオガ:BMXのリバイバルパーツ+新形状アルミドロップバー
- 7. ムーン:コンパクトでハイパワー ボックス形状ヘッドライト
- 8. エヴァーブリス グリーン:スマホ圏外域で役立つ多機能GPSトラッカー
- 9. デダエレメンティ:ステム一体ハンドル+DHバーのコンビネーション
- 10. ギアループ : ニッチを極めたアルミ削り出しパーツたち
- 11. ラピロック:レバーを内蔵可能なスルーアクスル
- 12. モートップ:プレミアムなブロントプトン用カスタムパーツ
- 13. ゼノ : 内装油圧ホースの煩わしさを解消するコネクター
- 14. エックスケイディ:パワーメータークランクの新勢力
アジア最大の自転車ビジネスショー「台北サイクル」で見つけた注目のプロダクトをピックアップ。パート2は注目のコンポーネントとアクセサリーなどを中心にお届けします。
センサー:ギアの多段化は14速時代へ!?
ビッグブランドに続く中国の第三勢力「センサー」の目玉は、驚異の14速コンポーネント! 油圧ディスク+無線変速を実現した「ECS Pro」を展示していた。リヤディレーラーとレバーは共にスラム・eタップに似た構造で、満充電で1500km相当のシフトをカバーする。存在感あるカセットの歯数は11-46T。フロントシングルのクランクは46、48、50T。13速の機械式グループセット「EVS 13」も展開。
ちなみにブランドの綴りはSENSAHとSENTYEH(読みはどちらもセンサー)の2通りがあり、差別化がされているようだ。
ホイールトップ:電動シフト+油圧TT用レバー+シフトボタンが追加
続いてサードパーティコンポーネント「Wheeltop(ホイールトップ)」。電動シフト+油圧ブレーキをリーズナブルに叶えるコンポーネントにTTバージョンのシフターレバー「EDS TT7110」が追加された。従来品の同社リヤディレーラーとペアリングし、デジタル調整により7〜13速のカセットと互換性がある。グラベル用ディレーラーとの併用も可能だ。
問・ホダカ
スーリー:スタイリッシュで堅牢なチャイルドトレーラー
ルーフキャリヤでおなじみのグローバルブランド「Thule(スーリー)」のブースではスタイリッシュなキッズ用トレーラーを発見。後輪ハブにアダプターをかませて片持ちステーを装着、牽引が行える。ステーを外せば3輪のキッズカートとしても転用可能だ。チャイルドシート無しに、普段乗りの愛車が送迎バイクに変わる便利なアイテムだ。
DTスイス:キックバック現象を抑えるハブシステム
OEM、完組ともに実績のあるホイールブランド「DTスイス」。写真はラチェットシステム「DFテクノロジー」のカットサンプル。ラチェットリングの噛み合わせに遊びをもたせ、フルサスバイクのキックバック(リアサス稼働時にクランクが逆回転してしまう現象)を解消する。リングの位置を変えることで0、10、20°の遊び調整が可能で、従来品のラチェットDEGと互換性あり。
トピーク:高い完成度に仕上がるミニマムなキャリヤ
日本でも長年愛される総合アクセサリーメーカー「Topeak(トピーク)」からは軽量パニアラックが登場。「ジーラック」は細身のフレームワークながら十分な強度を確保し、ダボ穴にねじ止め、スルーアクスルに共締め、バンド固定と互換性にも優れる。スリムなアダプターでハンドル周りを整理しやすいフロントラックと、コンパクトな電動ポンプも注目。
タイオガ:BMXのリバイバルパーツ+新形状アルミドロップバー
「Tioga(タイオガ)」はかつて一世を風靡したダウンヒルサドルと、D型のフランジが特徴的なグリップを復刻展示。アルミハンドルの新製品はシャロードロップのグラベル版、適度なフレア角とエアロトップのオールロード版が揃う。
問・マルイ
ムーン:コンパクトでハイパワー ボックス形状ヘッドライト
OEMメーカーを出自とするライトブランド「Moon(ムーン)」より、ボックス形状のヘッドライト「タイタン」が登場。1700ルーメン/20時間稼働のタイタンマックスと、700ルーメン/25時間稼働のタイタンミニの2タイプ。ボックス型の本機はハンドルバーバッグやケーブルへの干渉を抑えるコンパクトさが利点であり、アルマイト仕上げのボディがクール。GoProマウント互換で吊り下げ装着が可能だ。
問・あさひ
エヴァーブリス グリーン:スマホ圏外域で役立つ多機能GPSトラッカー
台湾のハイテク企業「Everbliss Green(エヴァーブリス グリーン)」は小型GPSトラッカー「RFエクスプローラー」を出品。GPSとラジオ相互通信により、正確な位置情報をスマホアプリ上に表示する。山奥でスマホが圏外であっても、レスキュー信号やチャットを送ることが可能。コンパクトでタフな本体に72時間バッテリーを確保し、最大16台の広域接続に対応。あらゆるアウトドアで活躍できるデバイスだ。
デダエレメンティ:ステム一体ハンドル+DHバーのコンビネーション
高品質なステアリングパーツが揃うイタリアの「デダエレメンティ」。写真はウィリエールのグラベルバイクにエアロバーを追加したエアロカスタム。同社のフラッグシップ一体型ハンドル「アラネラRS」をベースに、TT314クリップオン+ファストプロエクステンションキットを装備。ベースマウントは上ハンドルに挟み込むようにして装着され、カーボンへのストレスを回避する設計が見てとれた。
ギアループ : ニッチを極めたアルミ削り出しパーツたち
「ギアループ(Gearoop)」は台湾発のニッチブランド。写真は上から順に超コンパクトなチェーンリンクプライヤー、煌びやかなアルマイトのビッグプーリーケージ、アウターケーシングにクリップ留めするミニベル、グリップエンドと一体のチェーンカッター。小さなアイテムばかりだが、機能性と存在感は抜群。ぜひ以下からカタログをチェックしてほしい。
ラピロック:レバーを内蔵可能なスルーアクスル
「Rapilock(ラピロック)」はトレッキングポールやカメラのクイックリリース台座を取り扱うブランド。同社のスルーアクスルは、レバーをアクスル内部に収納する独自機構が特徴。アーレンキー不要でホイール脱着が可能となり、フラットなシルエットと利便性を兼ね備えたアイディア商品だ。
問・MSプロダクツ
モートップ:プレミアムなブロントプトン用カスタムパーツ
2005年創業のレーシングパーツメーカー「Mortop(モートップ)」はプレミアムな小径カーボンホイールを出品。組み合わせる純正タイヤは20インチでは希少なチューブレス仕様。ブロンプトン・Gラインを快速オンロードバイクに仕立てたカスタムが展示されていた。熱烈なファンを抱えるブロンプトン界隈の有力なカスタムパーツと言えよう。
ゼノ : 内装油圧ホースの煩わしさを解消するコネクター
台湾メーカー「ZENO(ゼノ)」のブースではアワード受賞の油圧ホースコネクターを発見。コネクターを挟むことでハンドル下でホース脱着が可能、組み立ての簡素化とヘッドベアリングの整備性を向上させる。完成車メーカーには福音と言える画期的なアイテムだ。シルバーポリッシュの機械式ディスクキャリパーにも注目。
エックスケイディ:パワーメータークランクの新勢力
2025年から日本参入を果たした中国ブランド「Xcadey(エックスケイディ)」。写真のクランク「ヴェントゥス Xパワー」は市販にはないカスタムペイント品。重量100g切りの電動ポンプやサイクルコンピューターなど、技術力の高さが伺えた。
その他、目に止まったアイテムをダイジェストでお届けしよう。

ピレリの新型ロードタイヤ「Pゼロレース TLR SL-R」。ショルダー部の形状を最適化、整流効果を高めている。トレッドには丸いパターンが刻まれていた

「Shutter Precision(シャッター プレシジョン)」のダイナモハブ。クラシカルなシルバーポリッシュハブはオリジナリティ抜群。日本ではブルーラグが取り扱い中
次回、ライダーギア編に続きます。
























































