試乗に、ステージに、今年も盛り上がった「名古屋サイクルスポーツデイズ2026」レポート
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今年で7回目となる「名古屋サイクルスポーツデイズ」。例年より1週間遅い3連休後半の2026年3月21日(土)と22日(日)に開催。会場は、今回も名古屋の中心地から近いイオンモール熱田の東平面駐車場。人気のバイクブランドからウェア、パーツ、旅&カルチャー、ショップまで、89ものブースが並んだ。テーマは、「見る!乗る!買う!楽しむ!」。最新バイクの試乗車がずらりと並び、ステージではスペシャルゲストが登場するイベントを多数実施。そんな華やかな会場は、過去一番の来場者で大いに賑わった。
気になる最新バイクやグッズを「見る」
キャノンデール、サーヴェロ、スコット、ブリヂストン、ヨネックスなど、国内外の人気バイクブランドが多数参加。各社のブースには、発表されたばかりの最新モデルの展示もあり、来場者の熱い視線が注がれていた。展示は、最新スペックのロードバイクが中心だったが、グラベルバイク、マウンテンバイク、フォールディングバイク、eバイク、キッズバイクなどを扱うメーカーブースも賑わっていた。
周辺グッズでは、最新のサイクリングアパレルやシューズ、アイウェア、ヘルメットを展示販売するブースが目立った。実際のサンプルを手に取って質感を確認できることはもちろん、なかにはフィッティングができるブースもあり、多くの方が気になる商品を手に取りながらじっくりとチェックしていた。そのほか、サイクリストフレンドリーな自治体のブースや、ライディングをサポートしてくれるサプリメント、愛車を大切にするための最新ケミカル品などのブースも登場。自転車のあるライフスタイルを、もっと豊かにするための提案が幅広く行なわれた。
新しい試乗コースも追加。最新モデルにしっかり「乗る」
今年初の試みとして「しっかり踏めるコース」が登場。コーナーの数が少ない全長約150mのショートコースでは、短時間でたくさんの試乗車を乗り比べたい参加者たちが、しっかりペダルを踏んでいた。
昨年から延伸されたメインの試乗コースでは、最新のロードバイクのみならず、マウンテンバイクやeバイク、ミニベロなど様々なジャンルのスポーツ自転車を試乗する人で賑わった。長い直線とタイトなコーナーがあるコースでは、加減速を繰り返すことで、変速性能や制動力まで、しっかりとテストすることができた。
参加者の皆様が笑顔で乗り比べを楽しんでいる姿が印象的だった。
会場だけのスペシャル価格で欲しかったグッズを「買う」
今年は、ブースを出展するサイクルショップも大幅に増加。各ショップのブースには、驚くほど低価格のパーツや補修品、旧モデルが多数投入されたため、初日の朝からたくさんの人々で賑わった。そのほか、パーツ、アクセサリー、ウェア、ケミカル、サプリメントなどを扱うメーカーブースでは、会場限定のセールを実施。お買い得価格にもかかわらず、キャップ、ヘルメット、アイウェアは、実際に試着して自分に似合うかをじっくり確かめてから購入できるのもこのイベントの大きな魅力。なかなかショップには並ばない、数多くのサイクルアパレルのなかから、お気に入りの1着を探す楽しみもあった。なかには、暑い夏や寒い冬のライディングを快適にしてくれるインナーウェアのブースもあり、それぞれの製品の特徴を聞きながら上手に買い物をする人が目立った。時間が経つにつれ、会場内には大きな袋を持って歩く来場者の姿が増えていった。
華やかなステージイベントや美味しいハンバーガーを「楽しむ」
特設ステージではスペシャルゲストを招き、初日に5回、2日目には4回のイベントを実施した。
初日のトップは、「あっちゃんと学ぼう!誰でもできる自転車の洗車術 supported by SurLuster」。サイクリストのあっちゃんと、シュアラスターのアンバサダー半田子竜さんが登壇し、水を使わずに愛車をピカピカにするテクニックを披露。シュアラスターのケミカルの特徴や使い分け、使う順番などを分かりやすく丁寧に紹介してくれた。
「おかだ・YUKARIのヒルクライムスペシャルあるあるトークショー」は、声優で自転車技師でもある、おかだまさたかさんと、自転車インフルエンサーのYUKARIさんが登場。ふたりが日ごろから取り組んでいるヒルクライムの魅力について、楽しいトークを繰り広げた。イベント直前に、愛知で人気のヒルクライムポイントである雨沢峠を実走した感想を話すふたり。雨沢峠のキツさを地元のサイクリストたちと共有したり、参加者の好きな峠話を聞くなど、苦しさを越えた向こうにある楽しい世界の話をたっぷりと語ってくれた。
初日限定で開催された「TEAM UKYO 片山右京さんスペシャルトークショー~日本チーム初のツール・ド・フランス出場を目指して~」。ゲストは、TEAM UKYO代表の片山右京さんと、TEAM UKYO Challenge Supportersの橋本珠里さん。右京さんがロードバイクに乗り始めたきっかけや、TEAM UKYOの活動や目標について、熱いトークが繰り広げられた。「TEAM UKYOがツール・ド・フランスに出場するためには、皆様の目に見える応援が必要なんです。熱い応援をよろしくお願いいたします!」と話す右京さん。世界を舞台に活躍してきた右京さんのユーモアがありつつも力強いトークに、会場に集まったたくさんの参加者がグイグイと引き込まれていった。
ヒルクライムのスペシャリストとして知られる筧五郎さんと、2014年の全日本ロードチャンピオンの佐野淳哉さんによる、「筧五郎さん・佐野淳哉さんスペシャルトークショー~昔の俺より、今の俺。おじさんサイクリスト進化論~」では、年齢を重ねてもチャレンジし続けるおふたりのライディング秘話を紹介。日々のトレーニング方法や、年齢を重ねるごとに自覚する筋力の衰えに対するケアなど、これまで培ってきた貴重な体験談を聞くことができた。
ステージイベントの最後は、「知らなきゃヤバいぞ!じてんしゃ青切符 クイズ王選手権!!」。2026年4月から導入される自転車の違反を対象とした青切符制度を分かりやすく解説しながら、実際に違反になる行為などを参加者が〇×で答えるというゲーム形式のイベントで盛り上がった。何をすると違反になるのか、罰金はいくらなのか、なぜ青切符が導入されたのかなど、気になる制度の裏側を楽しみながら分かりやすく学ぶことができた。〇×ゲームで勝ち残った参加者は、スペシャルゲストとのじゃんけん大会へ。ここで勝ち残った人には、出展メーカーから素晴らしいプレゼントが贈られた。
恒例の名古屋バーガーフェスタには、静岡の「牛タン100%バーガー ハンバーガー普及の会」、名古屋・覚王山の「Boost Burger」、三重から「Sunny Stand」、そして2年ぶりの参加となる三重の「ラッキーバーガー」も。個性豊かなハンバーガーが、試乗で腹ペコになった参加者の胃袋をしっかりと満たしてくれたことだろう。


































