SKE48ひめたんも走った沖縄・石垣島 新城幸也サイクリングイベント2025レポート
ユキヤの故郷、沖縄県石垣市が設定した、石垣島をほぼ一周する「新城幸也ロード」。同市新川の舟蔵公園に2024年に置かれた記念碑を発着点に、今年もサイクリングイベントが開催された。
11月29日、ライドの前日には人工島の南ぬ浜(ぱいぬはま)の道路を閉鎖して子供たちのプッシュバイク大会と小学生・中学生のロードレース大会が行われ、そのまま道路上でユキヤのトークショーも行われた。地元の男性からこんな質問も……。
「子供の頃のユキヤとマエサトビーチでトライアスロンのスイムの練習をしたのを覚えていますか?」(笑)。引退したらまた一緒にトライアスロンをやらないかという誘いにユキヤは「eバイクで走るトライアスロンがあればやってみたい」と笑いを誘った。
そしてライド当日。スタートの朝8時にはなんと小雨がパラついていた。しかしそれも間もなく止み、時計回りに石垣島一周へスタート。ロングコースは118km(獲得標高1400m)、ミドルコースも89km(獲得標高960m)とそれなりにタフなコースだが、ロードバイクだけでなくクロスバイクやeバイクなど、参加者は思い思いの装備で石垣島を楽しんだ。
ユキヤだけでなく、ゲストライダーが豪華だった。SKE48の「ひめたん」こと荒野姫楓さんがミドルコースに参加! これまでの最長走行距離が80kmというひめたんが89kmに挑戦と聞くと不安に聞こえるかもしれないが、そんな心配はまったく不要だった。
もう一人のゲストライダーは内間康平さん。ユキヤとともにリオ五輪の日本代表としてロードを走ったかつての名選手が沖縄本島から来島。「実は石垣島は初めてなんです」と言いながら参加者といっしょにロングコースを楽しんだ。
エイドステーションはフィニッシュを含め6か所(ミドルコースは5か所)用意された。昨年のエイドは10か所もあって、参加者からは食べきれないといううれしい悲鳴が聞かれたが、今年も盛りだくさん。石垣の名物、おにぎりとササミの揚げ物を合体させる「オニササ」を始め、八重山そばやサーターアンダギー、石垣牛のなかでも特別な新里牛を使った牛汁など、グルメライドと呼びたいくらいの豪華さだ。
ロングコース最北端の平久保崎を折り返し、伊原間公民館でユキヤが八重山ミニそばを食べているころ、運営スタッフの一人が雨雲レーダーを見てつぶやいた。「雨が降る」。すでにコース上ではどしゃ降りに遭っている参加者もいた模様で、最後尾付近にいたユキヤもレインベストとアームウオーマーを着て万全の態勢。そして雨が降ってきた。
そんなタイミングで参加者の一人が後輪パンク! この集団にいたユキヤがパンク修理するという、なかなか見ることができないシーンに立ち会った。リムテープが劣化して弛み、リムの穴を覆えなくなってチューブに穴が開いており、ちょっと修理が難しい。新しいリムテープが必要なのだ。雨の中で知恵を出し合いながら、結局は沖縄輪業のメカニックサービスのお世話になった。
フィニッシュ地点では雨は小降りになっていたが、参加者はいったん着替えなどのためにホテルに戻ったようで、閉会式はこぢんまりとしたものになった。ユキヤは「お昼までは快適な気候だったので、今年はそこで記憶を止めておいて下さい。参加者のみなさんが無事に帰ってきたことがとにかくうれしいです。来年、もう一回(大会が)あれば最高な天気になるんじゃないかと思います!」とコメントした。
運営スタッフのSさんが牽引したとはいえ、ひめたんの走りはすごかった。「渥美半島で動画撮影したときに雨に降られたことはありますが、走っている最中にこんなに降られたことは初めてです。89kmを大雨の中で走りきって褒めていただいたので、ちょっとその気になっちゃいますね。来年は晴れの石垣を味わいたいと思います」と話し、来年はロングコースへの参加に意欲を見せた。
運営スタッフのSさん。「ひめたん、マジで凄かったですよ。選手みたいに後ろにぴったりくっついて走れるし、しまいには『ローテーションを教えて下さい』と言って、先頭交替しましたから!」いやはや、凄いアイドルが石垣に降臨したものである。




























