2024ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの出場選手第一弾が決定

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埼玉県さいたま市で11月2日(日)に開催される「2024ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の出場選手第一弾が決定した。

既に発表されている、ツール・ド・フランス2024でマイヨ・ヴェールを獲得したビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)、ステージ優勝し、区間通算35勝という最多記録を持つマーク・カヴェンディッシュ(アスタナカザクスタンチーム)のほか、さいたまクリテリウムに10大会連続出場となる新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)や、2025年に引退することを表明しているロマン・バルデ(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)ら58人が出場する。

なお、今回決定した海外チームは5チームだが、さらに2チームが追加され、10月上旬までに確定し、最終的な出場選手は70人前後となる予定だ。

2024さいたまクリテリウム出場選手発表記者会見

選手発表記者会見に出席したさいたま市の清水勇人市長、群馬グリフィンの金子宗平、さいたま佐渡サンブレイブの藤田涼平、さいたまスポーツコミッションの遠藤秀一会長(左から)。2選手は埼玉県出身だ。
清水市長は、「10回記念大会を飾る多くのスター選手が来日し、市民をはじめ多くの自転車ファンを魅了してくれるものと確信している」と話した。
遠藤会長は、「世界のトップ選手たちが来て、そこに日本のチームがどういうふうに対応していくのかと、そもそもレースの中でどういう展開を彼らがしていくのか、そこが、(自転車ロードレースが)好きな人は見どころなんじゃないかなと思う」と見てほしいポイントを語った

新城幸也

出場選手発表記者会見にオンラインで参加した新城幸也。金子、藤田が会場にいるということで日本人選手について聞かれ、「何をトレーニングしているかとか、チームが公表していないことを選手自身が教えてくれるかもしれないので、こういう機会にヨーロッパの選手と会話してみるのもいいかなと思う」とアドバイスを送っていた

国内選手は、今年の全日本選手権個人TTで優勝、ロードレースで2位の金子宗平(群馬グリフィン)が3大会連続で出場するほか、さいたま市出身の小泉響貴(さいたま佐渡サンブレイブ)も選抜チームの一員として出場。また、パリオリンピックトラック競技の日本代表である窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)も参加するなど、国内外で活躍する選手が揃った。さらに、さいたま市を拠点の一つとして活動するさいたま佐渡サンブレイブがチームとして初出場する。

女子、男子ジュニア選手は、パリオリンピックトラック競技日本代表の垣田真穂選手をはじめ、ジュニア全日本選手権U17で優勝経験がある、辻洸之介など、これからの日本ロードレース界を担う若手選手達が7人参加する。

パラサイクリング選手は、パリ2024パラリンピックで2大会連続となる金メダルを獲得し、自身が持つ金メダル最年長記録を更新した、杉浦佳子をはじめ、川本翔大、藤田征樹、木村和平など、パラリンピックに出場した実力者が揃った。

また、今回は、2024年9月に開催された「第72回秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会」のエリート及び高校生上級のカテゴリーで優勝した選手が個人TTに出場する。

海外招聘選手(5チーム16人)

<dsmフィルメニッヒ・ポストNL>
ロマン・バルデ
ジョン・デゲンコルプ
ワレン・バルギル
フランク・ファンデンブルーク

<バーレーン・ヴィクトリアス>
新城幸也
サンティアゴ・ブイトラゴ
ペリョ・ビルバオ

<アンテルマルシェ・ワンティ>
ビニヤム・ギルマイ
ロレンツォ・ロータ
ユーゴ・パージュ
ローレンス・レックス

<アスタナカザクスタンチーム>
マーク・カヴェンディッシュ
ニコラス・ヴィノクロフ
ダヴィデ・バッレリーニ
ミケル・モルコフ

<ツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ>
クリストファー・フルーム

国内参加選手(7チーム27人)

<スペシャルチームジャパンforさいたま>
金子宗平
佐藤光
山口瑛志
小泉響貴

金子宗平

3大会連続3回目の出場となる金子。これまでで一番印象に残っていることを聞かれ、「一昨年のクリテリウムの前にチームTTがあって、リザルトが3位でうれしかった」と話した

<JCLチーム右京>
石橋 学
小石祐馬
岡篤志
佐藤后嶺

<キナンレーシングチーム>
畑中勇介
山本元喜
孫崎大樹

<チームブリヂストンサイクリング>
窪木一茂
松田祥位
岡本勝哉
山下虎ノ亮

<愛三工業レーシングチーム>
渡邊翔太郎
西尾憲人
初川弘浩
北嶋桂大

<シマノレーシング>
中井唯晶
風間翔眞
寺田吉騎
大仲凜功

<さいたま佐渡サンブレイブ>
藤田涼平
吉岡直哉
鈴木道也
重田倫一郎

藤田涼平

藤田は3大会連続4回目の出場。「昨年のメインレースでスタートアタックをして、クリス・フルーム選手と一緒に逃げにのれた、その思い出が一番印象深い」と話した。また、「さいたまクリテリウムは、駅から近くて、コクーンとかがあって、普段から一般のお客さんが沢山いるところで、ふらっと知らずに立ち寄った方も見られると思う。そのときに、スピード感だったり、クリテリウムの良さを、まずは見てもらって楽しんでいただくのがいいんじゃないかな」と、自転車ロードレースをあまり知らない人にお勧めするポイントを述べた

女子選手・男子ジュニア選手(7人)

<EF・オートリー・キャノンデール>
垣田真穂

<奈良県立宇陀高等学校>
今西紗楽

<山梨県立笛吹高等学校>
筒井楓

<明治大学>
辻洸之介

<明治大学>
自檀地一

<法政大学/レバンテフジ静岡>
風間大和

<湘南工科大学付属高等学校>
三浦一真

パラサイクリング選手(7組7人)

杉浦佳子(自転車 WC3)
川本翔大(自転車 MC2)
藤田征樹(自転車 MC3)
木村和平(タンデム MB)
福井万葉(トライシクル MT2)
田中祥隆(ハンドサイクル MH3)
洞ノ上浩太(ハンドサイクル MH5)

第72回秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会優勝選手(2人)

<キナンレーシングチーム>
山本元喜

<保土ヶ谷高校自転車競技部>
滝口敬司

※山本は「エリート」、滝口は「高校生上級」でそれぞれ優勝。山本はキナンレーシングチームとして、チームTT及びクリテリウムメインレースにも出場する。

 

J:COM presents 2024 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
開催日:2024年11月2日(土)
会場:さいたま新都心駅周辺(埼玉県さいたま市)