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【Tour News】 主催者ASOがフルームのツール参加を拒否し、チームスカイが告訴

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(©Bettiniphoto)
(©Bettiniphoto)
ツール・ド・フランスの主催者であるアモリー・スポール・オルガニザシオン(ASO)は、英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が7月7日(土)に開幕する第105大会に参加することを禁じたと、7月1日にツールのオフィシャル紙であるレキップが報じた。

レキップ紙によれば、この情報は7月1日の朝にフランスの大手新聞ルモンドの報道で明らかになった。

ルモンド紙は関係筋の情報として、英国のチームスカイがASOから郵便で通達を受け、ドーピング問題の手続きが継続中であることを理由に、ASOのイメージを守るため、フルームのツールへの参加を禁じられたと報じている。

この報道に関して、ASOもチームスカイもまだ公式発表は出していない。



昨年のツールで4度目の総合優勝を成し遂げたフルームは、9月のブエルタ・ア・エスパーニャで行われたアンチ・ドーピング検査でサルブタモールの陽性になった。

現在もこの一件の手続きは進行中だが、UCIアンチ・ドーピング規則は「サルブタモールのような特定物質がサンプルの中に存在しても、選手に対して暫定的な資格停止処分が課されることはない」と定めているため、フルームは今シーズンもレースに参加することができている。

5月に開催されたジロ・デ・イタリアは、主催者であるRCSスポルトがフルームの参加を拒まなかった。そのためフルームはジロで総合初優勝することができた。

しかし、ASOはレース規則29条で定めた「ASOやそのイベントのイメージもしくは評判を損なう恐れのあるチームもしくはそのメンバーの参加を拒否したり、イベントから失格とする権利を明確に持っている」を適用し、フルームの参加を阻止しようと試みている。

ルモンド紙によれば、すでにチームスカイはASOの決定を不服とし、フランス国立オリンピックスポーツ委員会の仲裁委員会(CNOSF)に告訴している。このケースの審議は7月3日(火)に行われ、翌日には判決が下される予定だという。もし、CNOSFの判決が不服であれば、チームスカイはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に持ち込むこともできるが、ツール開幕までの時間は限られている。

チームスカイは7月1日の時点でまだ今年のツールの参加メンバーは発表していない。


ルモンドの報道

レキップの報道


ツール・ド・フランス公式サイト