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「ツール・ド・美ヶ原2018」が開催! 暑さと激坂のダブルパンチ

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2018年7月1日(日)、人気ヒルクライムレースの「ツール・ド・美ヶ原」が開催され、約1500人が美ヶ原高原を駆け抜けた。男子チャンピオンクラスの優勝は加藤大貴重選手、一般女子優勝は豊島典子選手だった。今年は晴天と真夏の暑さとなり、参加者はなかなか苦しんだようだ。

text:編集部 photo:茂田羽生/編集部

いきなり最凶の激坂が現れる

スタートしてすぐに浅間温泉の温泉街を駆け上がる
スタートしてすぐに浅間温泉の温泉街を駆け上がる
温泉街を抜けるとすぐに現れる激坂区間。ここで足を着いても恥じゃない
温泉街を抜けるとすぐに現れる激坂区間。ここで足を着いても恥じゃない

「ツール・ド・美ヶ原」は今年で19回目となる老舗ヒルクライムレースで、長野県松本市の浅間温泉をスタートし、美ヶ原高原へと上る大会だ。距離は全長21.6㎞、獲得標高1270m、平均勾配5.9%のコースで、かなりのハードなものだ。

最大の特徴はスタートしてすぐに現れる難所。温泉街からじわじわときつめの勾配となり、そしてとてつもない激坂が序盤から約2kmほど続く。ここできついのは終わりかと思いきや、その後もなかなかの勾配がゴールまで続く。距離も長めなので、ヒルクライムレースとしての難易度はかなり高めだ。
 

ゴールには高原の絶景が待つ

ゴール付近になると美ヶ原高原の絶景が広がる
ゴール付近になると美ヶ原高原の絶景が広がる

ゴール付近になると森林限界を超え、美ヶ原高原のすばらしい絶景が広がる。例年曇ったり雨になることが多いが、今年は見事に晴れてくれた。
 

"山の神"を破って加藤選手が優勝

チャンピオンクラス優勝の加藤大貴選手(中央)。タイムは1時間26秒
チャンピオンクラス優勝の加藤大貴選手(中央)。タイムは1時間26秒
一般女子優勝の豊島典子選手(中央)。タイムは1時間15分
一般女子優勝の豊島典子選手(中央)。タイムは1時間15分

今回は"山の神"こと、強豪ヒルクライマーの森本誠選手がチャンピオンクラスに参加したが、加藤大貴選手が約1分差をつけ、見事にその優勝を退けた。

また、一般女子のクラスでも、元オリンピック選手のレジェンド・中込由香里選手に約6分差をつけ、豊島典子選手が優勝を飾った。


まだ参加したことのない読者は、ぜひ来年はこのとてつもない激坂に挑んでみてはいかがだろうか。かなりきついレースだが、その達成感はひとしおだ。

 

序盤の激坂の苦しさが良く分かる動画をどうぞ



大会概要


大会名称:ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2018
開催日:平成30年7月1日(日)
大会コース:松本市野球場駐車場前~浅間温泉街~美鈴湖~武石峠~美ヶ原高原駐車場(天狗の露路)  全長21.6km 標高差1270m
主催:ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会実行委員会
(松本市・松本商工会議所・(一社)松本観光コンベンション協会・浅間温泉観光協会・信越放送株式会社)

問・ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2018