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頂上ゴールのツール・ド・スイス第5ステージはイタリアのウリッシが優勝/総合首位はポート

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今年最初の頂上ゴールを制したイタリアのウリッシ(©Bettiniphoto)
今年最初の頂上ゴールを制したイタリアのウリッシ(©Bettiniphoto)
 
第82回ツール・ド・スイス(UCIワールドツアー)は、6月13日にグシュタードから標高1385メートルでカテゴリー1のロイカーバード頂上までの155.7kmで第5ステージを競い、イタリアのディエーゴ・ウリッシ(UAEチーム・エミレーツ)が精鋭グループでのゴールスプリントを制して区間優勝した。

この日、総合リーダーのイエロー・ジャージを着ていたスイスのシュテファン・キュンク(BMCレーシングチーム)はロイカーバード中腹でメイン集団から後退。彼は3分23秒遅れでゴールし、総合首位の座はチームメートのリッチー・ポート(BMCレーシングチーム)が引き継いだ。



ゴールへと向かうロイカーバード登坂で、最後まで逃げていたフランスのリリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー)を、BMCレーシングチームがコントロールしていた集団が残り7kmで吸収した時、カウンターでヒュー・カーシー(EFエデュケーションファースト)とフランソワ・ビダール(AG2R・ラモンディアル)がアタック。それを追ってミケル・ランダ(モビスターチーム)も飛び出した。

この動きでイエロージャージのクンは仕事を終えて集団の先頭から離脱し、後方へと下がった。ランダはすぐ前の2人に合流。ビダール、カーシーが遅れ、残り4kmで先頭はランダ1人になったが、メイングループとのタイム差は10数秒程度しかなかった。

ゴールまで残り1km地点を通過後、20人ほどに減った集団から地元スイスのマティアス・フランク(AG2R・ラモンディアル)がアタックし、戦いの火蓋が落とされた。メイングループはウリッシが先頭を引き、残り200メートルで逃げていたランダを捉えた。そしてそのままゴールスプリントになり、ウリッシが圧勝した。


■区間優勝したウリッシのコメント
「今日の成功にはとても価値がある。ツール・ド・スイスはプレステージの高いレースで、ここで勝てたことを誇りに思うよ。ジロ・デ・イタリアをとても良いコンディションで終え、スイスで自分の脚質に合ったステージを見つけて集中し続けることができた」

■総合首位に立ったポートのコメント
「ボクはすごくいい調子だと思う。今日よりもおそらく明日の山岳ステージの方がボクには向いているんじゃないかと思うが、レースに戻り、良い調子でいられてただうれしいよ。単純な日ではなかったが、今日はこのジャージがボクのチームの誇りのすべてだ。今日はファビオ・バルダート監督の50歳の誕生日だったから、もう1枚このリーダージャージを獲得するのが大きな計画だったのさ」


6月14日はフィーシュからゴンミスワルドまでの186kmで山岳区間の第6ステージが行われる。序盤に標高2429メートルのフルカ峠、中盤に標高1948メートルのクラウゼン峠という、2つのカテゴリー超級の峠越えがあり、ゴール目前にも標高598メートルでカテゴリー3の登坂が設定されている。
 
 
バルダート監督の誕生日に総合リーダーのイエロー・ジャージを獲得したオーストラリアのポート(©Bettiniphoto)
バルダート監督の誕生日に総合リーダーのイエロー・ジャージを獲得したオーストラリアのポート(©Bettiniphoto)
 
■第5ステージ結果[6月13日/グシュタード〜ロイカーバード/155.7km]

1. ULISSI Diego (UAE TEAM EMIRATES / ITA ) 3:37:31
2. MAS NICOLAU Enric (QUICK - STEP FLOORS / ESP ) 
3. SLAGTER Tom-Jelte (TEAM DIMENSION DATA / NED ) 
4. KELDERMAN Wilco (TEAM SUNWEB / NED ) 
5. MOLLEMA Bauke (TREK - SEGAFREDO / NED ) 
6. ŠPILAK Simon (TEAM KATUSHA ALPECIN / SLO ) 
7. QUINTANA Nairo (MOVISTAR TEAM / COL ) 
8. PORTE Richie (BMC RACING TEAM / AUS ) 
9. OOMEN Sam (TEAM SUNWEB / NED ) 
10. LAMBRECHT Bjorg (LOTTO SOUDAL / BEL ) 
38 KÜNG Stefan (BMC RACING TEAM / SUI) +03:23
124. CUNEGO Damiano (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / ITA ) +24:19
135. Masakazu Ito (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / JPN ) +24:19
141. HATSUYAMA Sho (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / JPN ) +24:19

■第5ステージまでの総合成績
1. PORTE Richie (BMC RACING TEAM / AUS) 17:03:53
2. KELDERMAN Wilco (TEAM SUNWEB / NED) +20
3. OOMEN Sam (TEAM SUNWEB / NED) +20
4. MAS NICOLAU Enric (QUICK - STEP FLOORS / ESP) +21
5. HAIG Jack (MITCHELTON - SCOTT / AUS) +29
6. QUINTANA Nairo (MOVISTAR TEAM / COL) +33
7. IZAGUIRRE INSAUSTI Jon (BAHRAIN - MERIDA / ESP) +36
8. ULISSI Diego (UAE TEAM EMIRATES / ITA) +40
9. ŠPILAK Simon (TEAM KATUSHA ALPECIN / SLO) +46
10. LANDA MEANA Mikel (MOVISTAR TEAM / ESP) +47
13. KRUIJSWIJK Steven (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NED) +53
19. FUGLSANG Jakob (ASTANA PRO TEAM / DEN) +01:18
21. VAN GARDEREN Tejay (BMC RACING TEAM / USA) +01:24
31. KÜNG Stefan (BMC RACING TEAM / SUI) +03:20
124. CUNEGO Damiano (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / ITA)  +44:20
125. Masakazu Ito (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / JPN)  +44:04
139. HATSUYAMA Sho (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / JPN)  +50:08

 
 
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