ニュース

TOJ第3ステージの落車で肩甲骨にヒビの新城幸也「明日スタートしないという選択肢はない」

レース
2018ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ終了後に手当を受ける新城幸也(バーレーン・メリダ)
2018ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ終了後に手当を受ける新城幸也(バーレーン・メリダ)


TOJアレ!アレ!ユキヤ
2018ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ【いなべ】その後


いなべ市の病院に搬送されたユキヤだが、顔と肩から落車したケガはどのくらいで、明日出走できるのか、関係者の情報は錯綜していた。搬送前には救急隊員とレースドクターの寺門先生が状況を確認し、救急車にはチームのドクターが同行した。もちろん、オーガナイザーから村山氏、そして奥さんの美和さんが同行してくれた。

顔面の裂傷、その他の手当が施され、肩甲骨はヒビという診断で、さらに美濃市の病院に移送されてMRIを受けた。ユキヤ自身はいたって元気で、角度によって肩は痛むものの、今日走れたのも「普通にしていれば痛くないんですよ」と言い張る状況だからだ。いやむしろ、その我慢強さが今日の彼を作っているのかもしれない。

ユキヤはこう言うのだ。「今日だって、走りたいから走っただけです」。こんなユキヤだから、明日も走りたい。しかしチームドクターは賛成しなかった。顔面の裂傷も、明日の雨で感染の可能性がある。肩の骨も、痛くないハズなどない!

MRIの結果は、左肩甲骨の肩峰部のヒビだった。ここは自然治癒を待つしかないのだという。そして最終的な結論は明日朝チームが決めるのだろうが、ユキヤは「リーダージャージを持っている以上、明日は一人でもいたほうがいいです!」と言い切るのだ。

ユキヤは本気だ、いつでもそうだ。「僕が明日スタートしないという選択肢はない」。わかった、僕らは明日を待とう!

【Text&Photo:Hitoshi OMAE】


新城幸也が落車後もアシストし、ツアー・オブ・ジャパン第3ステージでバーレーン・メリダのボレが優勝!


 

Yukiya Arashiro Twitter
NTN presents 2018 ツアー・オブ・ジャパン