ニュース

カテゴリー1頂上ゴールのジロ・デ・イタリア第9ステージはマリア・ローザのイエーツが区間優勝

レース
マリア・ローザで区間優勝したサイモン・イエーツ 
 
第101回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月13日にペスコ・サンニタから標高2135メートルで残雪があるグラン・サッソ・ディターリア(カンポ・インペラトーレ)頂上までの225kmで第9ステージを競い、総合首位でマリア・ローザを着た英国のサイモン・イエーツ(ミッチェルトン・スコット)が区間優勝した。

優勝候補の1人である英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)は、ゴールまで残り2kmでマリア・ローザのグループから遅れ始め、結局1分23秒遅れでゴール。総合成績は2分27秒遅れになり、トップ10から陥落した。

この日はイタリアのファビオ・アルー(UAEチーム・エミレーツ)も遅れ、2分36秒遅れの総合15位に後退した。
 
 
第9ステージは171選手が出走。スタートしてすぐに14人の選手が集団からアタックし、先頭集団を形成した。この逃げ集団は、途中最大で8分以上のタイム差を付けた。

ゴールまで残り26kmになり、グラン・サッソ・ディターリアの登坂が始まると、先頭の逃げは遅れる選手が出始め、6人に減った。そこから残り16kmで地元イタリアのファウスト・マスナーダ(アンドローニジョカットリ・シデルメック)がアタックし、単独でゴールを目指した。

しかし、頂上まで残り4kmで斜面がキツくなると、マスナーダは減速。残り3kmでマリア・ローザの集団に吸収されてしまった。そこからカウンターでジューリオ・チッコーネ(バルディアーニ・CSF)がアタックしたが、逃げ切ることはできなかった。

ゴールまで残り1.5kmで、先頭はマリア・ローザのイエーツを含めた15人ほどに絞られ、フルームとアルーの姿はなかった。そこからフランスのティボ・ピノー(グルパマ・FDJ)やコロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム)がアタックしたが、成功しなかった。フラム・ルージュの手前で、チッコーネがもう一度挑戦したが、それも不発に終わった。

最後はゴール目前でマリア・ローザのイエーツがスパートし、先頭でフィニッシュラインを通過した。2位はピノー、3位はマリア・アッズーラを着たエステバン・チャベス(ミッチェルトン・スコット)が入り、ボーナスタイムを獲得した。

チャベスは山岳賞首位の座をチームメートのイエーツに明け渡したが、このボーナスタイムでトム・ドゥムラン(チームサンウェブ)を抜いて32秒遅れの総合2位に浮上した。

第9ステージは、イタリア人スプリンターのヤクブ・マレツェコ(ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア)が途中リタイア。完走は170人だった。


■マリア・ローザを着て区間優勝したサイモン・イエーツのコメント
「マリア・ローザを着て初めて勝つことが、どれほどスゴいことなのか気がついた。これは1日中集団の先頭で走り続けてくれたチームメートたちのものだ。本当に素晴らしい。今日の始まりから、ボクたちはマリア・ローザを守るだけでなく、区間優勝する可能性を確信していたんだ」
 
ゴールのグラン・サッソ・ディターリア頂上はまだ雪が多く残っていた 
 
■第9ステージ結果[5月13日/ペスコ・サンニタ~グラン・サッソ・ディターリア(カンポ・インペラトーレ)/225km]

1. YATES Simon (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 5h 54’ 13”
2. PINOT Thibaut (GROUPAMA - FDJ / FRA) 
3. CHAVES Esteban (MITCHELTON - SCOTT / COL) 
4. POZZOVIVO Domenico (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 04”
5. CARAPAZ Richard (MOVISTAR TEAM / ECU) 0’ 04”
6. FORMOLO Davide (BORA - HANSGROHE / ITA) 0’ 10”
7. BENNETT George (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NZL) 0’ 12”
8. DUMOULIN Tom (TEAM SUNWEB / NED) 0’ 12”
9. LOPEZ Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) 0’ 12”
10. CICCONE Giulio (BARDIANI CSF / ITA) 0’ 24”
23. FROOME Chris (TEAM SKY / GBR) 01’ 07”
24. ARU Fabio (UAE TEAM EMIRATES / ITA) 01’ 14”

■第9ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1. YATES Simon (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 37h 37’ 15”
2. CHAVES Esteban (MITCHELTON - SCOTT / COL) 0’ 32”
3. DUMOULIN Tom (TEAM SUNWEB / NED) 0’ 38”
4. PINOT Thibaut (GROUPAMA - FDJ / FRA) 0’ 45”
5. POZZOVIVO Domenico (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 57”
6. CARAPAZ Richard (MOVISTAR TEAM / ECU) 01’ 20”
7. BENNETT George (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NZL) 01’ 33”
8. DENNIS Rohan (BMC RACING TEAM / AUS) 02’ 05”
9. BILBAO Pello (ASTANA PRO TEAM / ESP) 02’ 05”
10.WOODS Michael (EF EDUCATION FIRST-DRAPAC p/b CANNONDALE / CAN) 02’ 25”
11. FROOME Chris (TEAM SKY / GBR) 02’ 27”
15. ARU Fabio (UAE TEAM EMIRATES / ITA) 02’ 36”

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):Elia Viviani (Quick-Step Floors)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):Simon Yates (Mitchelton - Scott)
■新人賞(マリア・ビアンカ):Richard Carapaz (Movistar Team)
 

月曜日は2度目の休養日

第10ステージのコースプロフィール(MAP : RCS Sport)
5月14日は2度目の休養日となる。翌15日から2週目がスタート。ペンネからグァルド・タディーノまでの239kmで、今年最長区間の第10ステージが行われる。スタートしてすぐにカテゴリー2の峠越えがある。起伏が多く、逃げが決まるステージになるかもしれない。

レース公式サイト

 

第9ステージのハイライト映像