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ジロ・デ・イタリア第7ステージは集団ゴールスプリントを制したベネットが区間初優勝

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やっとジロで区間優勝できたベネット 
やっとジロで区間優勝できたベネット 
 
第101回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、シチリア島からイタリア本土へと移動し、5月11日にピッツォからプライア・ア・マーレまでの159kmで平坦な第7ステージを競い、集団ゴールスプリントでアイルランドのサム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ)が、マリア・チクラミーノのエリア・ヴィヴィアーニ(クイックステップフロアーズ)を下して区間初優勝した。

個人総合リーダーのマリア・ローザは、英国のサイモン・イエーツ(ミッチェルトン・スコット)が守った。


第7ステージは171選手が出走。イタリアのエドアルド・ザルディーニ(ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア)がスタートしなかった。

8km地点でダヴィデ・バッレリーニ(アンドローニジョカットリ・シデルメック)、マキシム・ベルコフ(チームカチューシャ・アルペシン)、マルケル・イリサル(トレック・セガフレード)の3人が集団からアタックし、この日の逃げグループになった。

ゴールまで残り16kmでメイン集団が後方に迫ると、逃げグループからバッレリーニがアタックして抵抗を続けた。集団からは先行するバッレリーニに追いつこうとアタックする選手が続いたが、残り11kmを切って全員が吸収された。

最後は集団ゴールスプリントになり、最初にスパートしたサシャ・モドロ(チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・P/Bキャノンデール)を発射台にしたヴィヴィアーニが残り100メートルで飛び出しが、その後方からスパートしたベネットが彼を追い越し、そのままフィニッシュラインに飛び込んだ。


■グランツールで初めて区間優勝したベネットのコメント
「このグランツールでの初優勝を得られてボクはホッとしている。ジロではそれほど何度もあと一歩まで行っていた。ここにはとても大勢の速いスプリンターがいるからタイミングが重要で、ヴィヴィアーニの後ろにつくことも重要だった。彼を打ち負かすのは簡単じゃなかった」
 
マリア・ローザはサイモン・イエーツが守った 
マリア・ローザはサイモン・イエーツが守った 
 
■第7ステージ結果[5月11日/ピッツォ~プライア・ア・マーレ/159km]

1. BENNETT Sam (BORA - HANSGROHE / IRL) 3h 45’ 27”
2. VIVIANI Elia    (QUICK-STEP FLOORS / ITA) 
3. BONIFAZIO Niccolò (BAHRAIN - MERIDA / ITA)
4. MODOLO Sacha (TEAM EF EDUCATION FIRST / ITA)
5. VAN POPPEL Danny (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NED)
6. MARECZKO Jakub (WILIER TRIESTINA - SELLE ITALIA / ITA)
7. VENTURINI Clement (AG2R LA MONDIALE / FRA)
8. PEDERSEN Mads (TREK - SEGAFREDO / DEN)
9. ROELANDTS Jurgen (BMC RACING TEAM / BEL)
10. DEBUSSCHERE Jens (LOTTO SOUDAL / BEL)

■第7ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1. YATES Simon (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 26h 31’ 30”
2. DUMOULIN Tom (TEAM SUNWEB / NED) 0’ 16”
3. CHAVES Esteban (MITCHELTON - SCOTT / COL) 0’ 26”
4. POZZOVIVO Domenico (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 43”
5. PINOT Thibaut (GROUPAMA - FDJ / FRA) 0’ 45”
6. DENNIS Rohan (BMC RACING TEAM / AUS) 0’ 53”
7. BILBAO Pello (ASTANA PRO TEAM / ESP) 01’ 03”
8. FROOME Chris (TEAM SKY / GBR) 01’ 10”
9. BENNETT George (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NZL) 01’ 11”
10. ARU Fabio (UAE TEAM EMIRATES / ITA) 01’ 12”

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):Elia Viviani (Quick-Step Floors)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):Esteban Chaves (Mitchelton - Scott) 
■新人賞(マリア・ビアンカ):Richard Carapaz (Movistar Team)
 

土曜日はカテゴリー2の頂上ゴール

MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
5月12日はプライア・ア・マーレから標高1260メートルでカテゴリー2のモンテベルジーネ・ディ・メルコリアーノ頂上までの209kmで第8ステージが行われる。モンテベルジーネ・ディ・メルコリアーノの上り坂は全長17.1km。18カ所のヘアピンカーブがあり、平均勾配は5%、最大で10%だ。

レース公式サイト

 

第7ステージのハイライト映像