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エシュボルン-フランクフルトに出場した新城。UCIポイント獲得

レース
5月1日メーデーの祝日にドイツで開催されたワールドツアー1dayレース「エシュボルン-フランクフルト」に新城幸也(バーレーン・メリダ)が出場。

レース名の通り、ドイツ中部の都市フランクフルトの郊外にあるエシュボルンをスタートし、フランクフルトにゴールするワンデーレースで、初開催は1962年とドイツで最も歴史がある。57回目の今年はUCIツアーに昇格したことから、例年よりも上りを増やし、獲得標高3500mに達する212.5kmコースを採用。完走者71人というサバイバルレースとなった。

このレースでチームのエースを任されていたスプリンターのグレガ・ボーレは、トップとタイム差なしの6位に入り、レースを作った新城はトップから1分44秒遅れの55位でUCIポイント獲得。




UCIワールドツアーのエシュボルン-フランクフルトはクリストフが4連覇


 
​7人での逃げ集団を積極的に牽く新城 photo Miwa IIJIMA/Cor Vos​
​7人での逃げ集団を積極的に牽く新城 photo Miwa IIJIMA/Cor Vos​

新城幸也のコメント

 「初めて走るレースでしたが、久しぶりにチームから逃げていいとの指示があり、調子も良かったので気合い充分でスタートしました。当日は風が強く、序盤は街中でコーナーも多く、なかなか決定的な逃げ決まらなかった。

30分位走ったところで前に5人が飛び出してて、集団も緩みぎみだったので独りで追走、さらに後ろから1人追い付いてきて7人の逃げが決まった。

例年ゴールはスプリント勝負になることが多いレースなので終盤まで逃げ続けられるかと思いきや、中盤でタイム差がなくなり、追走の選手が追い付いて来て、自分たちの先頭グループには都合の悪い展開になってしまった。

逃げグループが吸収されかかってからは、できるだけ先頭に残れるように走ったが、追走でスプリントのエースのグレガ・ボーレ(スロベニア)が追いついて来たこともあり、アシストとして仕事をする状況になった。

もし、最後の山岳賞の上りまでアシストしながら越えられていたら、エースのためにもう一仕事できて、チームにとっても良い展開になったと思うが。ここまで逃げてきて、力が残っていなかった。

メイン集団で最後の10kmの周回に帰ってきたが、前に残る脚もなく、グルペットでゴールした。クロアチアからの疲れも抜けて調子は上々だったので、結果を残したかったが、また次の機会に。

このレースは日本でも生放送があったので、たくさんのファンの皆さんに元気に走っている姿を見て頂けたことはとても嬉しかったです!!」

と語った。


【text&photo:Miwa IIJIMA】


 
体調も良く、楽しく走れたという新城 photo Miwa IIJIMA/Cor Vos
体調も良く、楽しく走れたという新城 photo Miwa IIJIMA/Cor Vos