スペシャライズドが提案する”都市ショップ”。「スペシャライズド銀座」がオープン！サイクルスポーツのニュース

東京の中心部、銀座にほど近い位置にスペシャライズドの直営店「スペシャライズド銀座」が4月28日(土)にオープン。スペシャライズドによる新たな試みを多く取り入れた、都市型ショップの形とは？（text＆photo：江里口恭平）

実店舗とオンラインショップのメリットを活かした提案

東京の中心部・京橋駅から徒歩3分ほど、そして皇居にも道沿いに5分ほどでアクセスできる立地にオープンした「スペシャライズド銀座」。ビジネススーツ姿の人々が往来する道沿いには、ペテル・サガンの巨大パネルとともにSワークスの最新モデルが並び、プレオープン日からついつい足を止める人が続出するほどの注目を集めた。

このスペシャライズド銀座は、直営店ならではの新たな試みを多く取り入れている。その特徴的な内容の一つが、スペシャライズドの展開するオンラインストアなどオムニチャネルを活用した商品提案だ。

なんと店舗に並ぶバイクの数は、展示車両を含めて6台ほどのみ。ユーザーはショップに足を運び、スタッフのアドバイスを元にデジタルデバイス上でバイクを選ぶこととなる。

スペシャライズドのサイズフィッティングツール「リトゥール」を使用し、ライダーの足の長さや股下を計測しおおまかなバイクのサイズを選択。そしてデジタルデバイス上で、自分の目的にあったバイクを選ぶ。その上でショップからオンラインストア上にオーダーをかけて、バイクを購入するという流れだ。

これによってユーザーは、スペシャライズドの考えるその人のベストなバイクを、サイズや内容とともに選ぶことができる。ショップとしても在庫を抱えることなく、多くのユーザーへスマートに最上のサービスを展開できるのだ。

修理に関しては、バンク修理や各ワイヤの調整など簡単な作業は請け負う。しかしパーツ交換などになると、一度ユーザーからバイクを預かった上で、スペシャライズドジャパンの本社にバイクを運び、修理・交換。そして再び店舗に届けられ、ユーザーが受け取るという流れとなる。

店長の高橋貴美江さんは「新しいことにチャレンジし続けるスペシャライズドらしさがあふれる、都市型の店舗です。今後はこの好立地とともに、元プロトライアスリートのスタッフによるライドイベントや、ビジネス前の朝活ライドなどを行い、さまざまなレベルのユーザーに楽しんでもらえる提案をしていきたいです」と話した。