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雨のシュヘルデプレイス2018でオランダのヤコブセンが初優勝

レース
 
パリ〜ルーベ(UCIワールドツアー)を4日後に控えた4月4日に、ベルギー北部フランダース地方で第106回シュヘルデプレイス(ヨーロッパツアー1.HC)が開催され、雨の集団ゴールスプリントをオランダのファビオ・ヤコブセン(クイックステップフロアーズ)が制して初優勝した。

2位はドイツのパスカル・アッカマン(ボーラ・ハンスグローエ)、3位は英国のクリストファー・ローレス(チームスカイ)だった。

100年以上の歴史を持つシュヘルデプレイスは、今年初めて隣国オランダのテルヌーゼンがスタート地になり、レースの半分以上はオランダのゼーラント州を走るコースに変わった。

そのオランダを走行中に、レース結果を左右するアクシデントが発生した。ゴールまで残り96.5kmの踏切で、先頭グループを追走する35選手の集団が、遮断機が降りているのを無視して通過し、その場で失格を宣告されてしまったのだ。

この集団には、優勝候補だったフランスチャンピオンのアルノー・デマール(グルパマ・FDJ)や、オランダのディラン・フルーネウェーヘン(チームロットNL・ユンボ)が含まれていた。

シュホーテンのローカルラップに入ると、雨は強さを増してきたが、マルセル・キッテルの6度目の優勝のために、集団はチームカチューシャ・アルペシンが先頭でコントロールを続けていた。

ゴールまで残り15kmで、今季絶好調のコロンビア人スプリンター、アルバロホセ・オデク(クイックステップフロアーズ)はパンクに見舞われ、自転車を交換しなければならなかった。

その直後、最有力優勝候補のキッテルもパンクに見舞われてしまった。チームメートたちが彼を待ち、必死で集団を追いかけたが、結局追いつくことは出来なかった。

最後は30人ほどの集団でのゴールスプリントになり、イーリョ・ケイセとズデニェック・シュティバルのアシストを受けたヤコブセンが、ホッジの代役を務めるかのようにセミ・クラシックのタイトルを手中に収めた。

21歳でネオプロのヤコブセンは、3月にベルギーのノークル・クルス(ヨーロッパツアー1.1)ですでに優勝していた。シュヘルデプレイスでオランダの選手が優勝したのは、2005年にトールワルド・フェネベルフが雨の中を逃げ切って優勝して以来だった。
 
■初優勝したヤコブセンのコメント
「ここでこんなに良いスプリントをして勝利を得るのは本当に素晴らしいことだ。僕のまだ若い競技キャリアで最大の勝利だし、一生懸命努力して、世界で最高のスプリンターの1人になるために成長を続け、3大ツールで区間争いするためのモチベーションを与えてくれるよ」
 
 
■第106回シュヘルデプレイス結果
[4月4日/ヨーロッパツアー1.HC/ベルギー/200.4km]

1. JAKOBSEN Fabio (QUICK - STEP FLOORS / NED) 04:23:51
2. ACKERMANN Pascal (BORA - HANSGROHE / GER) 
3. LAWLESS Christopher (TEAM SKY / GBR) 
4. DEBUSSCHERE Jens (LOTTO SOUDAL / BEL) 
5. LECROQ Jérémy (VITAL CONCEPT CYCLING CLUB / FRA) 
6. WALSCHEID Maximilian Richard (TEAM SUNWEB / GER) 
7. DUPONT Timothy (WANTY - GROUPE GOBERT / BEL) 
8. RICKAERT Jonas (SPORT VLAANDEREN - BALOISE / BEL) 
9. WELTEN Bram (TEAM FORTUNEO - SAMSIC / NED) 
10. HALLER Marco (TEAM KATUSHA ALPECIN / AUT) 

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