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リオモがサガン、マルティンなどを育てたプロスポーツコーチと提携

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アスリートパフォーマンスを支えるモーション解析デバイスメーカーのLEOMO, Inc.(リオモ)は、STAPSラボ&コーチングサービスの創始者であり、プロスポーツコーチのセバスチャン・ウェバー(Sebastian Weber) 氏との戦略的なパートナーシップ契約を締結した。エンデュランス・スポーツを対象とした製品やサービスの研究開発に共に取り組んでいく。

今後リオモは、米国、日本のサイクリストやトライアスリート向けに販売した既存概念を変える画期的な「TYPE-R」を、欧州のバイクフィッター、エンデュランス・スポーツ競技選手、そしてそのコーチに提供する予定。 リオモの「TYPE-R」はアスリートのフォームを最適化し、効率性及びパフォーマンスを最大化させ、同時にケガを未然に防ぐ機能が期待されている。


リオモ CEO・加地邦彦氏のコメント
「セバスチャンが指導している競技サイクリストとの実地テストを一緒に実施し、リオモ製品開発の一環として、セバスチャンの先進的コーチング方法論に基づいたデータ取得と分析に取り組めることに大変興奮しております。リオモの戦略と大変相性のいいINSCYD(注1)のアスリートパフォーマンス解析ソフトウェアを使って行われている指導実績は、大変素晴らしいものだと思っております。こうした高い成功を収めてきたセバスチャンとのパートナーシップを、本当に楽しみにしております。」

 
プロスポーツコーチ セバスチャン・ウェバー氏のコメント
「リオモとのパートナーシップに大変に興奮しております。若いブランドですが、彼らのモーション解析デバイス「TYPE-R」は選手のパワーを測定し、優れた補完ができる性能を備えています。世界で初めて屋外でのモーション解析を実現させ、サイクリストに今まで欠けていた強力な武器を提供する事がで きると思います。今後「TYPE-R」は、選手に貴重な洞察を与え、強い競争力を与えると確信しています。」


ウェバー氏は、この10年以上にわたり世界でも有数のプロサイクリングチームのヘッドコーチを務めている。まずスポーツ科学と分子生物学の研究に専念した。その後、筋肉エネルギー代謝の研究分析に従事し、それをサイクリングトレーニングに適応したいくつかの研究プロジェクトを実施した。

その経験を活かして28歳の時にT-Mobileプロサイクリングチームのヘッドスポーツサイエンティストに就任。そして現在は、世界のトップチームであるハイロード、コロンビア、HTC、カチューシャ、ロット・スーダル、キャノンデールなどのヘッドコーチ/ヒューマンパフォーマンスヘッドとして、プロサイクリングの世界で活躍を続けている。

2006年には、STAPSヒューマンパフォーマンスラボ(注2)をドイツで設立した。彼のコーチングメソッドは、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ、世界選手権やオリンピックで、多数の勝利を勝ち取る助けとなった。

ウェバー氏のエネルギー代謝解析を応用したメソッドは、水泳、トラックサイクリング、スピードスケート、サッカーなど他のプロスポーツにも適用可能となるアスリートパフォーマンス解析ソフトウェア“INSCYD”の完成に繋がった。 

また2015年には“get-Aero.comプロジェクト”を開始。これは、あらゆるレベルのサイクリストとトライアスリートにとって、効果的な空力特性を実現させる新しいプロジェクトとなる。

ウェバー氏がコーチしたアスリートは、オリンピックや世界選手権で多数のメダルを獲得している。
- Tony Martin
- Peter Sagan
- Andre Greipel
- Alban Lakata
- Ivan Basso
- Davide Formolo
- George Hincapie
- Nicole Leder
- Bert Grabsch
- Anton Vorobjev
- Sergei Chernetckii
- Kim Kirchen

注1) アスリートパフォーマンス解析ソフトウェア INSCYD 
注2) 略語は、STAPAラボ&コーチングサービス

問・リオモ