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ティレーノ〜アドリアーティコ2018でバジョーリが山岳賞を獲得! 初山も7日間の最高峰ステージレースを完走

レース
2018年3月7日から7日間にわたりイタリア中部にて開催されてきたUCIワールドツアーのティレーノ〜アドリアーティコが13日、10.05kmの個人タイムトライアルである第7ステージをもって閉幕した。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、第2ステージで逃げに乗り山岳賞リーダーとなった23歳、プロ2年目のニコラ・バジョーリがその後も第3、第4ステージで逃げに乗り、果敢な走りですべての山岳賞ポイントを首位通過し、山岳賞ランキングで2位に大きな差をつけた。終盤は山岳賞争いでライバルとなる選手の先行はなく、第4ステージまでに稼いだポイントで山岳賞リーダーを守りきった。

 


バジョーリはイタリアのトップアマチュアチームであるザルフを経て、2017年にNIPPOヴィーニファンティーニにてプロデビュー。今季は2月のトロフェオ・ライグエルア(イタリア、1.HC)にて4位入賞するなど、大きな飛躍をみせている。

またティレーノ〜アドリアティコの山岳賞は2013年にダミアーノ・クネゴ、2014年にマルコ・カノラと、現在チームに在籍する2人のキャプテンが過去に獲得しており、今後のさらなる活躍が期待される。 

今大会唯一の日本人選手となった初山翔は、初めて出場するUCIワールドツアーのステージレースとなったが、第3ステージに逃げに乗り、バジョーリの山岳ポイント獲得に大きく貢献するなど活躍。終盤のステージでは疲労が溜まり苦しむ場面もあったが、世界最高峰の舞台で貴重な経験を積み、最終日のタイムトライアルまで走り抜いた。

さらにゴールスプリントでは、第2ステージでエドゥアルド・グロスが9位、第6ステージでカノラが7位、グロス9位と世界の強豪スプリンターを相手に複数回トップ10入りを果たし、ワイルドカードにて出場したNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニにとって、非常に収穫の多い大会となった。


NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ出場選手
初山翔
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
シモーネ・ポンツィ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督: マリオ・マンゾーニ、ヴァレリオ・テバルディ 


レース情報
Tirreno - Adriatico

開催期間:2018年3月7日(水)〜13日(火)
カテゴリー:2. UCIワールドツアー
開催国:イタリア 
公式サイト    

3月7日  第1ステージ Lido di Camaiore › Lido di Camaiore (21.5k/TTT) 
3月8日  第2ステージ Camaiore › Follonica (167k) 
3月9日  第3ステージ Follonica › Trevi (234k) 
3月10日  第4ステージ Foligno › Sarnano Sassotetto (219k) 
3月11日  第5ステージ Castelraimondo › Filottrano (178k) 
3月12日  第6ステージ Numana › Fano (153k) 
3月13日  第7ステージ San Benedetto del Tronto › San Benedetto del Tronto (10.05k/ ITT) 

DAZN(ダ・ゾーン)2018サイクルロードレース配信予定

 
最終日の個人タイムトライアルを走る初山翔
最終日の個人タイムトライアルを走る初山翔
山岳賞のリーダージャージであるマリアヴェルデを着用してタイムトライアルを走行するバジョーリ
山岳賞のリーダージャージであるマリアヴェルデを着用してタイムトライアルを走行するバジョーリ

初山翔のコメント

今日のコースは短かったが、この消耗度での平坦TTでAv46.5kmは今の自分では妥当なスピードだったと思う。ここから長期的に少しずつスピードを上げていきたい。

このティレーノの1週間を振り返ってみると、第3ステージでの走りは自分でも評価したい。およそ残り10km地点でティレーノの先頭集団を走っていた自分に興奮したことを今でも覚えている。

その一方で第5ステージと第6ステージではかなり苦しんだ。逃げた翌日のクイーンステージでの感触は決して悪くなかったのに、その翌日からの最後の2日間は急激に脚の感触が悪くなった。7時間クラスのレースを2日間続けて走った経験がなかったので、当たり前の反応であったのかもしれないが、チームに穴を開けないためにも、そこは改善しなければならないと思う。できればもうひとステージ、目立つ走りがしたかった。

とにかくこのティレーノを走れて良かった。今までの限界を常識としていては走れないレースだった。殻を破れたような感じがする。そして逃げたことで多くの人に観てもらえた。レース会場でも逃げた翌日から急に多くの人に声を掛けられるようになり、このレベルのレースの反響の大きさを強く感じた。ぜひまた強くなって戻ってきたい。
 

ニコラ・バジョーリのコメント

このとても重要なジャージを獲得できたことに大きな喜びを感じている。

大会が始まる前は、このような成績を出せるとはまったく考えていなかった。しかし、第2ステージでジャージを獲得してからは、チームはこのジャージのために戦うことを決め、長いエスケープで疲労を感じる日もあったが、ベストを尽くして戦い抜いた。

これからのシーズンの目標は、厳しいトレーニングを続け、さらに強くなって、世界のトッププロを相手に勝利することを目指したい。
 


イタリアでは今週末の17日に世界五大クラシックレースの一つ、291kmで開催されるUCIワールドツアーのワンデーレース、ミラノ〜サンレモに出場する。今大会での勢いをそのままに、イタリア最高峰の大会再び挑む。 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ
今後のレーススケジュール(予定)   
   
3月17日 Milano-Sanremo イタリア 1.ワールドツアー
3月21日 Driedaagse De Panne-Koksijde ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
3月22日〜25日 Settimana Internazionale Coppi e Bartali イタリア ヨーロッパツアー2.1
3月31日 Volta Limburg Classic オランダ ヨーロッパツアー1.1
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ公式サイト

 
ツール・ド・台湾の山岳ステージで果敢に攻め続ける中根英登
ツール・ド・台湾の山岳ステージで果敢に攻め続ける中根英登

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、ツール・ド・台湾(UCI2.1)にも日本人選手を中心としたメンバーにて出場。大会の折り返しとなる第3ステージでは、中根英登が4位入賞。山岳最終日、14日に開催される第4ステージを前に、個人総合成績を7位まで上げている。