頂上ゴールのティレーノ～アドリアーティコ第４ステージはランダが優勝／カルーゾが総合首位返り咲き

第53回ティレーノ～アドリアーティコ（ＵＣＩワールドツアー）は、３月10日にフォリンニョからサルナーノのサッソテット山頂までの219kmで第４ステージを競い、スペインのミケル・ランダ（モビスターチーム）が区間優勝した。

総合リーダーのマリア・アッズーラを着た英国のゲラント・トーマス（チームスカイ）は、ゴールまで残り1kmで自転車の機材トラブルに見舞われてしまい、40秒遅れでゴール。6秒遅れの後続グループでゴールした地元イタリアのダミアーノ・カルーゾ（ＢＭＣレーシングチーム）が総合首位に返り咲いた。

第４ステージでは序盤にオランダのトム・ドゥムラン（チームサンウェブ）が落車し、レースを途中リタイアした。チーム発表によれば、彼は胸や手足などに打撲や擦過傷を負っているが、骨折はしていないという。


■区間優勝したランダのコメント
「先頭のグループでスカイは僕たちよりも人数が多かったので、ちょっと待つことにした。ロペスがアタックした時は、まだゴールは遠かった。僕は他の選手たちに仕事をさせて、最後のアタックを仕掛ける適切な瞬間を待った。僕は新しいチームにいて調子もいい。これは2018年のシーズンのいいスタートになる」

■総合首位に返り咲いたカルーゾのコメント
「今日総合首位に戻れるとは思っていなかったが、最後の上りでは調子がいいと感じていた。今日は良いレースができる確信があった。こんな風に山頂でリーダージャージを獲得することは、僕にとって大きな成績だ。明日はまた別の過酷なステージだ。タイムトライアルの前に良い位置にいられるように、バンアーベルマートと一緒に何か大きなことをするチャンスを得られるように努力するよ」
　
　

■第４ステージ結果［３月10日／フォリンニョ～サルナーノ・サッソテット／219km］
1. LANDA Mikel (MOVISTAR TEAM / ESP) 8:22:13
2. MAJKA Rafal (BORA - HANSGROHE / POL)
3. BENNETT George (TEAM LOTTO NL - JUMBO / GBR) 
4. ARU Fabio (UAE TEAM EMIRATES / ITA) 0:06
5. HERMANS Ben (ISRAEL CYCLING ACADEMY / BEL)0:06
6. BENOOT Tiesj (LOTTO SOUDAL / BEL) 0:06
7. BARDET Romain (AG2R LA MONDIALE / FRA) 0:06
8. KELDERMAN Wilco (TEAM SUNWEB / NED) 0:06
9. YATES Adam (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 0:06
10. URAN Rigoberto (TEAM EF EDUCATION FIRST / COL) 0:06
20. THOMAS Geraint (TEAM SKY / GBR) 0:40
116. HATSUYAMA Sho (NIPPO - VINI FANTINI /JPN) 18:32 

■第４ステージまでの総合成績
1. CARUSO Damiano (BMC RACING TEAM / ITA) 17:14:49
2. KWIATKOWSKI Michal (TEAM SKY / POL) 0:01
3. KELDERMAN Wilco (TEAM SUNWEB / NED) 0:11
4. LANDA Mikel (MOVISTAR TEAM / ESP) 0:20
5. THOMAS Geraint (TEAM SKY / GBR) 0:26
6. URAN Rigoberto (TEAM EF EDUCATION FIRST / COL) 0:31
7. BENNETT George (TEAM LOTTO NL - JUMBO / GBR) 0:33
8. FORMOLO Davide (BORA - HANSGROHE / ITA) 0:34
9. BENOOT Tiesj (LOTTO SOUDAL / BEL) 0:36
10. POZZOVIVO Domenico (BAHRAIN - MERIDA / ITA)  0:41
115. HATSUYAMA Sho (NIPPO - VINI FANTINI /JPN) 31:32 

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