中東で開幕したＵＣＩワールドツアーのアブダビ・ツアー初日はクリストフが区間優勝

中東唯一のＵＣＩワールドツアーである第４回アブダビ・ツアーが２月21日にアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で開幕した。初日に行われた189kmの第１ステージ（アル・ファヒム・ステージ）は、集団ゴールスプリントをノルウエーのアレクサンダー・クリストフが制し、アラブ首長国連邦がスポンサードするＵＡＥ・チームエミレーツに地元での勝利をもたらした。

区間２位はイタリアのアンドレア・グァルディーニ（バルディアーニ・ＣＳＦ）、３位はオーストラリアのカレブ・イーウェン（ミッチェルトン・スコット）だった。

第１ステージでは、今大会の親善大使をつとめている英国のマーク・カヴェンディッシュ（チームディメンションデータ）がニュートラルゾーンで発生した落車事故に巻き込まれて負傷し、レースをリタイアするアクシデントがあった。


■第１ステージを制して真紅の総合リーダージャージを獲得したクリストフのコメント
「ドバイ・ツアーで調子がいいと感じ、勝利に近づき、ツアー・オブ・オマーンの丘でふたたび好調だと思ったが、今シーズン最初の勝利を得るのにオマーンの最終ステージまで待たなければならなかった。僕は中東での３週間にわたるレースをしたいと望んでいた。と言うのは、（３週間の）グランツールの後、大抵調子がいいからだ。これはクラシックのための調整の一部なんだ。

通常、追い風と向かい風があっても横風はほとんどない今日のようなレースでは、僕にとってはピュアなスプリンターを打ち負かすことは簡単ではない。しかし、最後はわずかなアップヒルで僕に向いていた。牽引車を務めるロベルト・フェラーリを失った後、前に出た。イーウェンが低い姿勢になろうと、ドラフィングができなくとも、彼を追い越すことができた。そうすることができてうれしかったし、先頭でフィニッシュラインを通過した時はホっとした」
　
　

　
■第１ステージ結果［２月21日／アル・ファヒム・ステージ／189km］
1. KRISTOFF Alexander (UAE TEAM EMIRATES / NOR) 4:48:24
2. GUARDINI Andrea (BARDIANI CSF / ITA)
3. EWAN Caleb (MITCHELTON - SCOTT / AUS)
4. VIVIANI Elia (QUICK-STEP FLOORS / ITA)
5. MCLAY Daniel (TEAM EF EDUCATION FIRST-DRAPAC P/B CANNONDALE / GBR)
6. BONIFAZIO Niccolo (BAHRAIN - MERIDA / ITA)
7. BRESCIANI Michael  (BARDIANI CSF / ITA)
8. VAN POPPEL Danny (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NED)
9. BARBIER Rudy (AG2R LA MONDIALE / FRA)
10. GREIPEL André (LOTTO SOUDAL / GER)
■第１ステージまでの総合成績
1. KRISTOFF Alexander (UAE TEAM EMIRATES / NOR) 4:48:24
2. GUARDINI Andrea (BARDIANI CSF / ITA) 0:04
3. EWAN Caleb (MITCHELTON - SCOTT / AUS) 0:06
4. TRUSOV Nikolay (GAZPROM - RUSVELO / RUS) 0:06
5. ALBANESE Vincenzo (BARDIANI CSF / ITA) 0:06
6. SKUJINS Toms (TREK - SEGAFREDO / LAT) 0:07
7. CARUSO Damiano (BMC RACING TEAM / ITA) 0:09
8. VIVIANI Elia (QUICK-STEP FLOORS / ITA) 0:10
9. MCLAY Daniel (TEAM EF EDUCATION FIRST-DRAPAC P/B CANNONDALE / GBR) 0:10
10. BONIFAZIO Niccolo (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0:10

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