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2018アジア選手権ロードレース・新城幸也は驚異の追い上げで5位

レース
ミャンマーの首都ネピドーで行われた「2018アジア自転車競技選手権」の個人ロードレースに日本代表として出場した新城幸也。

コースは片側4車線の一直線の道路が続くネピドー郊外から、緩やかなアップダウンを繰り返しながら、牛や動物が放牧されている原住民が住むのどかな田園地帯を抜け、スタート地点のスタジアムに戻ってくる176km。

4車線の道幅をめいっぱい利用し、右から左からとアタック合戦が続き、スタート直後から気の抜けない展開が続き、日本チームのメンバーはしっかりと前方で展開していた。別府史之(トレック・セガフレード)と新城幸也(バーレーン・メリダ)、2人のUCIワールドツアーチーム所属選手は、他チームからマークされる存在でありながらも、交互に攻撃に反応し、前半、新城を含む11人の逃げグループを形成した。

 
ボトルを受け取りにチームカーにさがり、日本チームの浅田監督からの指示を聞く新城幸也 photo:Miwa IIJIMA


ほとんどの国の選手が含まれていたため、メイン集団を追うチームは限られていた。この逃げは容認されると考えられていたが、新城の力を目の当たりにしているチームメイト、台湾のチュンカイ・フェンなどをが追走を開始。ちょうど100kmほどで、新城ら11人の逃げは吸収された。

そのタイミングでイランのベテラン選手メディ・ソラビがアタック。新城が逃げている間、メイン集団で温存していた別府がそのアタックに反応。7人の新たな逃げ集団が形成され、メイン集団との差をジワジワと広げ最大2分のタイム差が付いた。

147km地点、別府選手を含む7人の逃げを追っていた4人の選手に新城がメイン集団から単独で追いつき、別府の集団への合流を試みる。その逃げグルーブにはスプリントに強い選手が含まれていたため、新城が追いつくことで別府を助け、日本が有利にレースを運べることになると考えた新城は積極的に前を追った。

しかし、残り距離はわずか。別府は7人の逃げを振るいにかけるためにラスト15kmでアタック。思惑どおりに先頭は別府を含む4人に絞り込みが成功し、残り3kmでなんと新城が先頭4選手を視界に捕えたが、追いつくことはできず日本チームの勝負の行方は別府に託された。

4人でのゴールスプリント争いで別府は惜しくも2位。新城は驚異の追い上げを見せ、5位でレースを終えた。


 
新城を含む11人の逃げ集団、後方にはメイン集団が見える photo:Miwa IIJIMA
1分以上離れたメイン集団から追走の4人に単独で追いつき、前を引きつづける新城 photo:Miwa IIJIMA


新城幸也のコメント:
「今日は力は出した。調子も良かった!だけど、それを結果に繋げられなかったことが残念だった。自分が別府さんのいる先頭に追い付けなかったことが敗因のひとつ。2人で勝負したほうが良かったので。また新たな課題ができた。今回はチームタイムトライアルで優勝できた事は良い経験になったし、楽しみな若い選手とも一緒に走れて楽しかった。今度こそ優勝したい!」

新城は2月13日にミャンマーからタイに入り、乗り込み合宿を再開する。
【text&photo:Miwa IIJIMA】