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「ツール・ド・おきなわ市民210」で勝つには月3000km走らないといけないって、ホント!?

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レースで勝つためには多くのトレーニング時間と距離を乗り込むことが必要。そう思っていないだろうか。しかし、パワートレーニングを取り入れれば、短い時間で鍛えたいところを狙い撃ちできうるうえに、メンタルの強化にもつなげられるのだ。現在発売中の2018年3月号の特集から話題を少しピックアップし、紹介しよう。
text:編集部 photo:Chie.M、佐藤正巳、岩崎竜太
 

「おきなわで優勝するためには、月3000km走らないといけない」という噂

市民レースの最高峰として知られるツール・ド・おきなわ市民210kmクラス。「ここで優勝するためには、月3000km走らないといけない」という噂が選手の間で流れているそうだが、そんな話をあなたは耳にしたことがあるだろうか。

それはさておき、レースで勝つためにはトレーニング時間を増やし、距離を乗り込まないといけないと考える人は多いだろう。

しかし、一般のレーサーのほとんどは仕事も家庭もあるわけで、時間も限られている。トレーニング時間と走行距離を増やすあまり、仕事に失敗し家庭も崩壊してしまった……などという笑えない事態は避けたいものだ。

全日本シクロ優勝・小坂選手の練習時間は平日1〜2時間、休日3〜4時間

宇都宮ブリッツェン・シクロクロスチームの小坂光選手
宇都宮ブリッツェン・シクロクロスチームの小坂光選手
ピークスコーチンググループジャパン・中田尚志コーチ
ピークスコーチンググループジャパン・中田尚志コーチ
ここで興味深い話題を紹介しよう。2017年の全日本シクロクロスで優勝した宇都宮ブリッツェン・シクロクロスチームの小坂光選手は、平日1〜2時間、休日は3〜4時間程度のトレーニング量だったという。シクロクロスという競技特性と、彼もフルタイムで仕事をしつつ競技をしているという事情もあるが、それなりに走り込んでいる一般のレーサーよりも少ないくらいだ。

その勝利の秘密は、パワートレーニングに取り組んだことにあった。

「多くのレーサーは勝つためにトレーニング時間を増やし、また距離を伸ばそうとします。しかし、大切なのはそれらではなく、目標を達成するために『どのくらいの強度をどのくらいの量こなしたか』ということです」。そう指摘するのは、彼の指導にあたったピークスコーチンググループジャパンの中田尚志コーチだ。
 

パワートレーニングで『折れない心』が手に入る!?


パワートレーニングとは、パワーメーターを使用し、出力を計測して行うトレーニング方法だ。
パイオニアのセンサー部分
パイオニアのセンサー部分
同じくパイオニアのサイクルコンピュータ
同じくパイオニアのサイクルコンピュータ
「パワートレーニングは、鍛えたいところを集中して狙い撃ちすることができ、時短効果があります。ですから、仕事も家庭もあり、時間が限られている社会人レーサーにとってメリットが大きいのです」と中田コーチ。

「また、『自分の強さを測ることができる』というメリットもあるので、それがメンタルの強化にもつながり、勝てるかどうか分からないという不安から来るオーバートレーニングや、それによるケガを防ぐことができるんです」。

社会人レーサーにとってメリットが大きく、またメンタルの強化にもつながるというパワートレーニングの方法とは!? 詳しくは、サイクルスポーツ2018年3月号の特集「パワートレーニングで『折れない心』を手に入れる」を読もう! 中田コーチをアドバイザーに迎え、小坂選手へのインタビューも交えて、パワートレーニングの真髄を紹介しよう。今年こそ結果を出したいレーサー必見だ。
 

(CONTENTS)
PART1 パワートレーニングとは
PART2 パワートレーニングのメリット
PART3 なぜ�折れない心�が手に入るのか
PART4 実践! パワートレーニング
PART5 パワーメーターがなくてもパワートレーニングはできる!?
PART6 パワーメーターの選び方
PART7 小坂光が全日本選手権で勝てた理由


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