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フランスのFDJは保険会社のグルパマを共同タイトルスポンサーに迎え、来季からチーム名変更

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フランス宝くじ会社のステファヌ・パレーズ社長兼CEOとフランスの保険会社グルパマのティエリー・マルテルCEOは、12月6日にパリで発表会を行い、グルパマ社がマルク・マディオの管理するプロ自転車チームの共同タイトルパートナーになると発表した。

これにより、UCIワールドチームのFDJ(エフデジ)は、来シーズンから3年間(2018、2019、2020年)『グルパマ・FDJ』に名称変更する。正式には、グルパマがチーム名につくのは来年3月4日からだ。



マディオ率いるFDJは1997年に創立して以来、FDJが変わらず主要スポンサーを務めてきた。これまでにも共同タイトルスポンサーが付いたことはあったが、他社がチーム名でFDJの前につくのは初めてだ。

リリースには、「これまでチームの発展とパフォーマンスの向上をサポートしてきたFDJは、チームを新しいレベルに引き上げるのに理想的なパートナーとしてグルパマ社を見つけた」と、書かれている。チームの目標はフランス国内でトップのチームになり、さらには世界でトップ10のチームになることだ。

FDJは今季、ティボ・ピノーやフランスチャンピオンのアルノー・デマールと言ったトップ選手が所属していたが、UCIワールドツアーランキングでは18チーム中17位という不甲斐ない成績に終わり、ライバルであるAG2R・ラモンディアル(ランキング9位)には大きく差を付けられてしまっていた。

グルパマ社が共同スポンサーに付くことで、チームの運営費は30%増加し、2019年シーズンからは選手の補強も行われる予定だ。2019年には、若手育成のためのリザーブチームも作られる。

新スポンサーの到来は、通常チームカラーが変わることを意味するが、フランスでトップのチームになるという野望を表すために、『グルパマ・FDJ』ではフランス国旗のトリコロールである青、白、赤のカラーリングが維持されることになった。グルパマ社の企業カラーは本来グリーンだが、この日発表されたチームの新しいロゴでは青になっている。

新しいチームジャージは来年1月31日にパリで行われる記者発表会でお披露目される。そのチームジャージは、3月4日に開幕するパリ〜ニース(UCIワールドツアー)から使用される予定だ。

来季のUCIワールドツアーは、1月16日から南半球のオーストラリアで開催されるサントス・ツアー・ダウンアンダーで開幕するが、その時にはFDJはまだグルパマ社の名前が入らないチームジャージで走ることになるようだ。

(http://www.equipecyclistefdj.fr)