ニュース

「スポーツ文化ツーリズムアワード2017」において サイクリングイベント「小豆島一周サイクリング&無人島BBQ」などがチャレンジ部門入賞

その他
2020年の「オリンピック・パラリンピックイヤー」を前に、スポーツ庁、文化庁および観光庁の3庁が合同で開催した「スポーツ文化ツーリズムアワード2017」表彰式が11月22日(水)に羽田空港ターミナルビルのギャラクシーホール内で行われた。

スポーツ庁、文化庁および観光庁は、2020年東京オリンピック・パラリンピックなどの世界的なイベントの開催を控え、各地域のスポーツと文化芸術資源を結び付け、世界に誇れる新たな観光資源を生み出すなど、新しい地域ブランドや日本ブランドを創出し、観光振興・地域振興を推進することを目的として連携を図っていくというもの。

表彰式ではスポーツ庁の鈴木大地長官、文化庁の宮田亮平長官、観光庁の田村明比古長官がプレゼンターとしてそれぞれ登壇。
スポーツ文化ツーリズムの優れた取り組みと、今後有望な取り組みの発掘のため、マイスター部門とチャレンジ部門の2部門で発表・表彰を行った。

このスポーツ文化ツーリズムアワードは、初開催となった2016年において大賞に「サイクリストの聖地『瀬戸内しまなみ海道』を核としたサイクルツーリズム」(瀬戸内しまなみ海道振興協議会)が受賞している。
2017年は、日本各地からあわせて29の事例の応募があった。それらの中から、今後の地域ブランド創造のヒントとなり、20年以降も地域経済の活発化を得る良いケースであるというものが選定された。(text&photo:江里口恭平)
 


「マイスター部門 奨励賞」
過去3回以上のイベント開催実績または3年以上継続的な取り組みであり、国内外の観光客の増加に寄与しているスポーツ文化ツーリズム。

●おごと温泉を拠点とした世界文化遺産・日本遺産を繋ぐ「おごと温泉・びわ湖パノラマウォーク」(びわ湖パノラマウォーク実行委員会)

●沖縄に残された最後のフロンティア 南の島の洞くつ探検(株式会社南部)


「チャレンジ部門 入賞」
1回以上の実施がある取り組みであり、地域への国内外の観光客の増加が期待できるスポーツ文化ツーリズム

●大阪城トライアスロン2017・NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(大阪城トライアスロン2017大会組織委員会)

●日本初!雪上ゴルフ体験 ウィンターゴルフIN北海道(株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン)

●小豆島一周サイクリング&無人島BBQ(香川県土庄町)

 

​「小豆島一周サイクリング&無人島BBQ」内容と選定理由

土庄町の地域おこし協力隊が企画した新しいスタイルのサイクリングイベント。
「一周サイクリング」では、島の自然や瀬戸内の景観を楽しみつつ、小豆島を自転車で一周する「豆(まめ)イチ」65kmを走る。アップダウンに富み、初心者サイクリストだけでなく中・上級者も満足できるコースだ。
続く「無人島BBQ」は、港からチャーター船で小豆島沿岸の無人島へ渡り、フードコーディネーターが選定した地元の食材をふんだんに使ったBBQがふるまわれた。
2017年度から香川県が主体となってサイクリング誘客促進に取り組み、モデルルートとして「小豆島一周ルート」が選定された。今後もイベントを継続して開催し、「サイクリングの島」としての定着を目指す。
選定にあたっては、インスタグラムなどSNSを活用して発信することにより、海外からのインバウンドも期待できるということも理由の一つとなった。