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ベルゲン世界選個人TT男子エリートはオランダのドゥムランが初優勝

レース

ノルウエー西部のベルゲンで開催中のUCIロード世界選手権は、9月20日に男子エリートの個人タイムトライアルを競い、オランダのトム・ドゥムラン(チームサンウェブ)が圧勝し、初めてアルカンシエルに袖を通した。

ドゥムランは日曜日にUCI登録チーム単位で競われる男子チームタイムトライアルでも優勝していた。オランダは前日に女子エリートの個人タイムトライアルでアネミーク・ファンフリューテンが優勝していて、男女揃ってエリートTT世界チャンピオンになった。


2位には57秒遅れでスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(チームロットNL・ユンボ)が入り、3位は1分21秒遅れで英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)だった。

表彰台に上がった3人は全員最終組でスタートし、競技中雨に見舞われたがタイムを落とすことはなかった。しかし、ディフェンディングチャンピオンで最終走者だったドイツのトニー・マルティン(チームカチューシャ・アルペシン)は振るわず、1分39秒遅れの9位でレースを終えた。


9月21日は競技が行われず、22日の金曜日からロードレース種目がスタート。金曜日は女子ジュニア(76.4km)と男子アンダー23(191km)のロードーレースが行われる。


■TT世界チャンピオンになったドゥムランのコメント「信じられないよ。本当に素晴らしい。僕のパワーメーターはあまりにも高かったから、オフになっていると思っていた。本当に調子がいいと感じていたんだ。雨が降り始めた後は、コーナーを本当にゆっくり走らなければならなかった。特に上りの最初の数キロは曲がりくねっていて、コーナーごとに後輪が滑っていた。

乾いたままだと思ったから、TT用のタイヤを使った。(最後の上り坂のために)自転車を交換するリスクは選択しなかった。自分はTTバイクでもとてもよく上れる選手の1人で、それを扱うのは問題なかったんだ。だから正しい判断だったと思うよ」
 
 
photo : Luca Bettini/BettiniPhoto©2017
photo : Luca Bettini/BettiniPhoto©2017
 
■男子エリート 個人タイムトライアル結果[9月20日/31km]

1 トム・ドゥムラン(オランダ/チームサンウェブ)44分41秒
2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/チームロットNL・ユンボ)57秒
3 クリストファー・フルーム(英国/チームスカイ)+1分21秒
4 ネルソン・オリベイラ(ポルトガル/モビスターチーム)+1分28秒
5 バシル・キリエンカ(ベラルーシ/チームスカイ)+1分28秒
6 ジャンニ・モスコン(イタリア/チームスカイ)+1分29秒
7 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/チームサンウェブ)+1分34秒
8 ローハン・デニス(オーストラリア/BMCレーシングチーム)+1分37秒
9 トニー・マルティン(ドイツ/チームカチューシャ・アルペシン)+1分39秒
10 ヤン・トラトニク(スロベニア/CCC・スプランディ・ポルコウィチェ)+1分43秒
(http://www.uci.ch/)
 

男子エリート個人タイムトライアルのハイライト映像