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ドーピング陽性者を2人出したイタリアのバルディアーニ・CSFに30日間の出場停止処分が下された

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4月に行われた競技外のアンチ・ドーピング検査で、ステファノ・ピラッツィとニコラ・ルッフォーニの2選手が陽性になったイタリアのUCIプロコンチネンタルチーム、バルディアーニ・CSFが、6月13日に国際自転車競技連合(UCI)から30日間の出場停止処分を下された。期間は6月14日から7月14日までとなる。

ピラッツィとルッフォーニが、4月25日と26日に行われた競技外のアンチ・ドーピング検査で禁止薬物GHRPs(成長ホルモン放出ペプチド)の陽性になったことは、5月4日に行われたジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)のチームプレゼンテーション終了後に発表された。

2人はジロに参加できず、バルディアーニ・CSFは7人で100回記念大会に参加せざるを得なかった。大会期間中に再検査の結果で陽性が確定したピラッツィとルッフォーニは、チームを解雇されている。しかし、UCIはすぐにチームの処分を決定しなかったため、バルディアーニ・CSFはジロを走りきることができた。

12カ月の間に、2人以上のドーピング陽性者を出したUCI登録チームは、最低15日間、最高で45日間、いかなる国際的なイベントにも参加を禁じられることがUCIアンチ・ドーピング・ルールで定められている。

この新ルールが導入された2015年には、2人の陽性者を出したイタリアのアンドロニジョカットリが、30日間の出場停止処分を下された。

UCIの決定を受けて、バルディアーニ・CSFはスポーツ仲裁裁判所(CAS)には訴えないと発表している。


(http://www.uci.ch/pressreleases/uci-statement-uci-professional-continental-team-bardiani-csf/)