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G’day, Australia!~ブリスベンからの自転車だより~ vol.5 オージーのバイク事情を探る!

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こんにちは!オーストラリアのブリスベンに、相棒のリブ・エメとともに留学中のAyakaです。今回は、ブリスベンのサイクリストたちのバイク事情をお届けします!皆どんなバイクに乗っているの?街のバイク屋さんは?どんなレースに出ているの?? 毎週末に参加しているローガンサイクリングクラブのメンバーに、お気に入り自転車を見せてもらいました♪ 完成車で気軽に楽しむ人もいれば、パーツをカスタマイズして楽しむメンバーまで皆さまざまです。一緒に見ていきましょう!
 

ブリジットのトレック・マドン6

 
トレックが大好きなブリジットのマドン6は4台目のトレックバイク。機械式シマノ・デュラエースに、ホイールはボントレガーのRXL。通勤も含めて週200km~250km走っているそう!私も見習わねば……(汗)。
 

シェーンのスコット・フォイル10

 
日本好きのシェーンは、よく頭に「東京」と書いたはちまきをして走っています。昔はMTBもやっていたそう。スコットのフォイル10、機械式アルテグラにシンクロスのホイール。「日本には6回行ったけど、バイクはまだ持って行ったことがないんだ!次は持っていかなきゃね~」と語る、もうすぐお孫さんが生まれる元気な63歳です!
 

ケビンのジャイアント・アドバンスドTCR

ケビンはジャイアントのアドバンスドTCRに電動シマノ・アルテグラ、ホイールはカンパニョーロのニュートロンウルトラを合わせて。ロードはレクリエーション目的で、MTBの方でレースに出ているそう。「ロードで走るのは週200kmくらいかな。皆でこうして走るのは楽しいからね!」集団走行を頼もしく引っ張ってくれる、そんな彼の本職はキャビネットメーカー(家具製作を専門とする木工師)です。

ブリスベン近郊を走っていて気付くのが、ジャイアント率の高さ!リブ ジャイアント乗りの私はうれしい限りです。日本では私の周りでは、比較的、自転車を始めたての方が多く好んで乗っている印象があったのですが、こちらではケビンのようなベテランライダーも多数ジャイアントを愛用しています。
 

街のバイクショップに行ってみよう! ジャイアントストアブリスベン

ジャイアントストアブリスベン。RIDE BRISBANE. RIDE GIANT. のキャッチフレーズに、「ブリスベンをエメちゃんでいっぱい走るぞ~!」と渡豪したばかりの当時の私はテンションマックスに
ブリスベンの自転車マップをジャイアントストアで購入したものの、結局グーグルマップの自転車ルートを検索して使っているのであまり出番がありません……
街中・郊外ともにバイクショップが点在しているのもブリスベンの特徴の一つ。大手チェーンから、個人経営のお店までさまざまです。バイク・パーツ・ウエアの販売、メンテナンスはもちろん、ショップごとに平日・休日問わずショップライドを主催しています。スタッフの方はみなさん親切・熱心で、大学生のアルバイトから、現役プロ選手まで幅広い人材がスタッフとして働いているのも魅力的です。
 
街中の大通りに面したところにあるのがジャイアントストア。渡豪3日目に、初対面の現地の友人に「ジャイアントショップに行きたいんです!!」とワガママを言って連れて行ってもらいました(笑)広々とした店内、キッズバイクからロード、MTBまで幅広く扱っています。
 

99Bikes

街中の99Bikesのショップ。$5の入会費で、各種自転車グッズを会員価格で購入できるのもうれしいサービス!
大手チェーンの99Bikesは、私の大学キャンパスから20km圏内だけでも9店舗もあります。街中の繁華街にあるエリザベスストリート店は、街中で買い物ついでにふらっと立ち寄るのも便利。私も先日、ヘッドライトを壊してしまいこちらにお世話になったのですが、店員のお兄さんが光の強さを実演を交えながら丁寧に説明してくれて感激でした!

Planet Cycles

ショップ名のPlanetにちなんで、サービス内容を「マーズ・サービス($99)」「サターンサービス($249)」のように名付けているのがユニーク
ブリスベン川の南側、ウーロンガバというエリアにあるPlanet Cyclesはスペシャライズドを扱ったお店。こちらもジャイアントブリスベン同様、ロード、MTBにキッズバイク、ウエアまで充実の品ぞろえ。ガーミン製品も扱っています。最近、アミラシリーズの色使いに心惹かれている私はつい物欲しげな目で、うっとりと店内を眺めてしまうのでした。この日は1日限定でS-WORKS TURBOの26cタイヤの半額セールをやっていたのもあり、特ににぎわっていました!
 
お店には補給食、サプリメントも充実! クリフは日本では私はほとんど食べたことがなかったのですが、こちらでは一般的
いろいろなサプリメントがあるのですが、私はブリスベンでも変わらず、DAISO(100円均一のダイソーです)で干し梅を買って愛用しています!

パパに続け!元気いっぱいキッズライダー

オーストラリアの子供たちの間ではサッカーとラグビーが一般的で、子供向けクラブが多々あります。かといって自転車は下火かと言うと、決してそうでもありません。中でも、パパと子供でサイクリングしている親子連れの姿を、週末の公園の自転車道などを中心にちらほらと見かけます。パパが自転車に乗る姿に憧れて自発的に始めたがるのか、パパが子供も巻き込みたくなるのかはわかりませんが……。

近年、オーストラリアの子供たちの運動不足・肥満は問題になっており、先日も朝のニュースで「1日に適当な運動量をこなしているオーストラリア人の子供はたったの19%」と報道され、どのような肥満対策政策を講じるべきか、議論が展開されていました。社会全体で、パパママが子供たちに運動のきっかけを与えたいという風潮が、社会全体にあるようです。
 
ブリスベンで一番高いマウント・クーサの早朝ヒルクライムで出会った親子連れ。3歳の娘さんを乗せてヒルクライムしたパパに拍手!「ダウンヒルは怖くないの?」と尋ねたら「この子は2歳からMTBに乗ってるからバランス感覚がいいんだ!むしろ楽しんでいるよ!」と二人とも笑顔でした。
公園でキッズバイクの練習をする親子連れ。よく見たらメリダ! 小さい頃からいいバイクに乗っています…!私もいつかママになったら、ベビーにはぜひいいバイクを……(妄想)。
 

Anzac25のレース観戦!

地元ライダーたちのレースも気になるところ。4月25日のアンザックデーに、ハミルトン・ウィーラーズという自転車クラブが主催するレース、「アンザック25」にローガンサイクリングクラブの仲間も何人か出場するというので応援に行ってきました!

オーストラリアで競技自転車をする場合、州の自転車組織で競技者登録をする必要があります。ブリスベンやローガンのライダーたちならばサイクリング・クイーンズランドに登録します。各州には州単位の自転車組織があり、それをとりまとめているのがサイクリング・オーストラリアです。日本でいうと日本自転車競技連盟と、東京都自転車競技連盟のような関係ですね。さらに、レースに出場するためには、日本のヘルメットをそのまま使うことはできません。オーストラリア政府が定めたAustralian Standardに基づき、AS/NZS 2063;2008という基準を満たしたステッカーが付いたヘルメットを着用することが定められています。
 
マスターズ部門カテゴリーCのレース。カテゴリーCは、日本で言うとカテゴリー2に相当します。1周2.4km最大斜度9%のアップダウンを含むサーキットを30分間の周回で競います
レースにはサイクリング・クイーンズランドの審判やスタッフが立ち会います。男女ともに9歳以下の部門から、エリート、30歳以上が所属するマスターズまで各種カテゴリーのレースが開催されました。「夫が出ているの」という奥さんもいれば、親子でそれぞれレースに出場するライダーも!レース会場で現地ライダーたちのバイクを観察しているだけでも、ジャイアント、フォーカス、スペシャライズド、ライトスピード、ラピエール、ストーク、BMCなど、各種ブランドのバイクが勢ぞろいしていてワクワクします。それらが時速41km~42kmで目の前をビュンビュン駆け抜けていく様は圧巻!
 
11歳以下男子部門の表彰式。みんなパパに鍛えてもらっているのかな!?副賞のタイヤをもらってうれしそう♪
17歳以下女子部門。皆いい笑顔!地元のサイクリングクラブ所属の子もいれば、大学の自転車競技部所属の子もいます
マスターズのカテゴリーA部門。皆さんいい脚しています…!! ローガンサイクリングクラブの仲間たちが出たマスターズCは、ラスト1周で落車事故が起こったものの、なんとか皆無事にフィニッシュして一安心
アンザック・クッキー
ちなみに、アンザックデーとは、第一次世界大戦時、ガリポリの戦いで戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍団(=これがANZAC)の兵士たちと、当時国の為に尽力した人々のために追悼する日で。毎年4月25日に行われます。レースをしている頃、ブリスベンの街中ではアンザックデーのパレードも催されていました。アンザック・クッキーというお菓子もあり、ニュージーランド、オーストラリア土産の定番。レシピ本を見ながらオーストラリア人のフラットメイトと手作り♪ オーツ麦と蜂蜜たっぷりで美味しくできました!

周りのサイクリストやショップを見渡すと、皆それぞれ、思い思いのお気に入りのバイクで、通勤に、フィットネスに、レクリエーションに、レースに、そして親子のコミュニケーションにと自転車生活を楽しんでいます。クイーンズランド州政府自体も、州の自転車ムーブメントをより一層盛り上げようと、レースやファンライドイベントを主催する各種自転車組織をサポートしているのも心強いですね。まだまだ街中には訪れていないバイクショップもたくさんあります!引き続き発掘して、レポートをお届けしていきたいと思います!
 

Ayaka

Cycle Evangelist、Writer。Z会で約6年間、英語教材の企画・開発を担当。ロードバイクで国内外各地のイベントやレースにも出場し、自転車メディアでも活動。「日本をもっと元気で楽しい場所にする!」を目標に、ビジネス留学を通し、スポーツツーリズム業界へのキャリアチェンジを目指し退職。オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンにあるグリフィス大学 観光・スポーツ・ホテルマネジメント学部に在学中。
 
HP:http://gdaybabyccino-ayaka.com/
Instagram:aya_p_14