ニュース

ジロ・デ・イタリア第10ステージの個人TTで圧勝したドゥムランがマリア・ローザ!

レース
 
100回記念大会のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月16日にフォリンニョからモンテファルコまでの39.8kmで個人タイムトライアルの第10ステージを競い、オランダTTチャンピオンのトム・ドゥムラン(チームサンウェブ)が下馬評通り圧勝し、コロンビアのナイロ・キンタナ(モビスターチーム)に2分23秒差を付けて総合首位に立ち、マリア・ローザにソデを通した。

「成績を見ると、僕はいいレースをした。でも、これは自分自身との戦いで、実際には調子がいいと感じていなかった。前回の個人TTでは諦めてしまい、後でがっかりした。だから今日は決して諦めなかったんだ」と、ドゥムランはレース後に明かした。「山岳ステージの前に2分23秒は素晴らしいタイム差だ。でも、ブエルタでは1日で数分を失った。その経験から、僕はまだジロが終わりには程遠いとわかっている」

 
 
一方、マリア・ローザを1ステージで失ってしまったキンタナは「今日は脚の調子がいいと感じていたが、予想以上のタイムを失ってしまった。とても風の強いコースで、それも僕には不利だった」と、語った。

「我々はずっと今日はドゥムランが大差を得るだろうと思っていたが、彼は素晴らしいパフォーマンスでそれを証明した。彼は自分がどれだけスペシャリストであるかを見せつけたんだ。上りでも絶好調なところを見せているし、おそらく現時点で彼がマリア・ローザの最大のライバルだろう。ニバリも本当に強かったし、他の総合を狙う選手たちの力もとてもよくバランスが取れている。我々はみんなに注意を払わなければならない」と、キンタナもまだまだマリア・ローザ奪還を諦めていないことを示唆している。


5月17日はフィレンツェのポンテ・ア・エマからバンニョ・ディ・ロマーニャまでの161kmで、「バルタリのステージ」と名付けられた第11ステージが行われる。アペニン山脈を横断するコースには、カテゴリー2と3の峠越えがそれぞれ2カ所含まれている。
 
MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
MAP : RCS Sport
 
■第10ステージ結果[5月16日/フォリンニョ~モンテファルコ/39.8km(個人TT)]

1 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)50分37秒
2 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)+49秒
3 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)+56秒
4 ルイスレオン・サンチェス(アスタナプロチーム/スペイン)+1分40秒
5 ヴァシル・キリエンカ(チームスカイ/ベラルーシ)+2分00秒
6 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+2分07秒
7 マキシム・モンフォール(ロット・スーダル/ベルギー)+2分13秒
8 ヨス・ファンエムデン(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+2分15秒
9 アンドレイ・アマドール(モビスターチーム/コスタリカ)+2分16秒
10 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+2分17秒
12 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+2分19秒
17 アダム・イェーツ(オリカ・スコット/英国)+2分39秒
19 ティボ・ピノー(エフデジ/フランス)+2分42秒
20 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+2分43秒
23 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+2分53秒
27 ドメニコ・ポッツォビーボ(アージェードゥゼール・ラモンディアル/イタリア)+3分07秒
39 ダヴィデ・フォルモロ(キャノンデール・ドラパックプロフェッショナルサイクリングチーム/イタリア)+4分04秒
43 ティージェイ・ヴァンガードレン (BMCレーシングチーム/米国)+4分16秒
■第10ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)42時間57分16秒
2 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+2分23秒
3 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+2分38秒
4 ティボ・ピノー(エフデジ/フランス)+2分40秒
5 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+2分47秒
6 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)+3分56秒
7 ドメニコ・ポッツォビーボ(アージェードゥゼール・ラモンディアル/イタリア)+4分05秒
8 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+4分17秒
9 アンドレイ・アマドール(モビスターチーム/コスタリカ)+4分39秒
10 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+5分19秒
11 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)+5分19秒
13 ダヴィデ・フォルモロ(キャノンデール・ドラパックプロフェッショナルサイクリングチーム/イタリア)+6分19秒
16 アダム・イェーツ(オリカ・スコット/英国)+6分58秒
17 ティージェイ・ヴァンガードレン (BMCレーシングチーム/米国)+7分42秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ヤン・ポランツェ (UAE・チームエミレーツ/スロベニア)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)
(http://www.giroditalia.it/)
 






第10ステージのハイライト映像


Giro d'Italia - Stage 10 - Highlights 投稿者 giroditalia