自転車活用推進法には自転車通行空間や駐輪場の拡充、サイクルツーリズムの推進など14の施策が盛り込まれた。しかし、同法で「一番大事なのは『公共の利益の増進に資する』という、自転車市民権を明確にしたことだ」と小泉氏。
超党派でつくる「自転車活用推進議員連盟」のプロジェクトチーム座長として、党派の垣根を超えて折衝にかけ回った。小泉氏は当時を「日々自転車に乗ることが一番の説得力になった」と振り返る。さらに小泉氏は、「月に1回でも2回でも、議連で実際に自転車道を(視察を兼ねて)走ってみるといいのでは」と述べ、自転車利用者の視点を大事にするよう議連に「注文」を付けた。
また、都内でタンデム車の公道走行が実現していない点にからめて、小泉氏は「市民からの働きかけがないと行政は動かない。役所は民意に反応するから、市民が自転車活用を促すよう働きかけてほしい」とも話した。(斉藤円華)
<参考サイト>
東京サイクリング協会
http://tokyo-cycling-association.com/