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ミュール復活! ロンド・バン・ブラーンデレンの新コース発表

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Map : Flanders Classics                          
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ベルギー最大のクラシックレース、ロンド・バン・ブラーンデレン(ツール・デ・フランドル / UCIワールドツアー)は、来年コースを大きく変更する。

主催者であるフランダース・クラシックは、11月30日にリニューアルしたコースを発表した。最大の変更点は、スタート地がブルージュからアントワープに変わることだ。

ロンドのスタート地は、1998年から西フランダース州の州都であるブルージュがつとめていたが、来年から2021年まではアントワープ州のアントワープがその権利を獲得したのだ。

第1回大会が行われた1913年から1976年までは東フランダース州の州都であるゲントがスタート地で、1977年から1997年までスタート地だったシントニークラースも東フランダース州の都市だったため、アントワープ州がスタートになるのは初めてだ。

来春パリ~ルーベ後に引退する予定のトム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)は、アントワープ州出身の選手で、最後のロンドを地元からスタートできるなんて最高だろう。

しかし、スタート地が変わったことで、来年のコースは西フランダース州をわずかにかすめるだけになってしまったのは残念だ。ゴール地は変わらず来年も東フランダース州のオウデナールドだ。オウデナールドは2023年までゴール地としての契約をロンドの主催者と交わしている。

“フランダースのアルデンヌ”と呼ばれる東フランダース州が舞台となる後半のレイアウトも大きく変わり、6年ぶりでヒーラールスベルヘンのミュールがコースに組み込まれた。

ミュールがロンドのコースに戻ってくるのは喜ばしいが、通過するのはゴールまではまだ95kmも残っている地点なので、ミールビークがゴールだった頃のような勝負どころにならないだろう。

総距離は260km。来年のロンドには18カ所の坂があり、オウド・クワルモントは3回、パーテルベルフは2回通過する。ゴールまで残り17kmのオウド・クワルモントと、残り13kmのパーテルベルフが勝負どころになるだろう。

今年100回大会の節目を迎え、来年は101回大会となるロンド・バン・ブラーンデレンは、ロゴマークも変更して2017年4月2日(日)に開催される。
(http://www.rondevanvlaanderen.be/)