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ボルガーノフが陽性! 所属チームのカチューシャは1カ月の出場停止処分?

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国際自転車競技連(UCI)は2月5日に、ロシアのエドゥアルド・ボルガーノフ(カチューシャ)が、1月14日に行われた競技外のアンチ・ドーピング検査で、禁止薬物のメルドニウムの陽性(違反が疑われる分析)になったと発表した。

ボルガーノフはUCIのアンチ・ドーピング規程により、判決が下るまで一時的な資格停止処分になった。彼は現在、スペインで開催中のバレンシア一周に参加し、第3ステージ終了時点で総合79位だが、第4ステージにはスタートではなくなってしまった。彼にはBサンプルによる再検査を要請する権利がある。

メルドニウムは代謝調整薬の一種で、今年1月1日に禁止薬物に加えられたばかりだった。カチューシャはこの一件で声明を出し、チームはメルドニウムを使用していないし、チームが選手に与えてもいないとしている。(http://www.teamkatusha.com/)
 

カチューシャにも1ヶ月の出場停止処分が下されるかも?

UCIのアンチ・ドーピング規程は、12ヶ月の期間内に同じチームに所属する2人の選手が陽性(違反が疑われる分析)になった場合、チームもレースに出場する資格を15日から45日間、停止すると定めている。

ロシアのチームカチューシャは、昨年7月にイタリアのルーカ・パオリーニがコカインの陽性になっていて、ボルガーノフは12ヶ月の間に2人目の陽性者だった。チームカチューシャの処分は、懲罰委員会が数日中に下すだろう。



チームカチューシャは、昨年8月にもイタリアのジャンパオロ・カルーゾがEPO陽性になったが、これは2012年に採取されたサンプルの再検査だったため、12ヶ月ルールは適用されずに済んでいた。

昨年1月から導入されたチームの資格停止処分は、昨年夏にイタリアのアンドロニジョカットリが初めて適用され、その時は8月1日から30日までの30日間だった。

カチューシャにも同様の処分が下された場合、チームは3月上旬までレースに出場できなくなってしまう。カチューシャはこの後、2月は中東のツアー・オブ・カタール(アジアツアー2.HC)とツアー・オブ・オマーン(アジアツアー2.HC)、ポルトガルのアルガルベ一周(ヨーロッパツアー2.1)、そしてベルギー開幕戦のオムロープ・ヘットニュースブラッド(ヨーロッパツアー1.HC)にも参加する予定だ。

処分期間によっては、3月6日に開幕するUCIワールドツアーのパリ〜ニース(フランス)にも参加できなくなるかもしれない。
(http://www.uci.ch/)