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ディア TTバイクのプロトタイプ「TSR」を発表

新製品
これまで、ビッグメーカーのOEM生産をメインにしてきたメーカーが自社ブランドとしてリリースしたディア。その経験をベースにした高い技術力と製造技術が魅力の同社からTTの試作機がサイクルモードにお目見え。「TSR」はTT、トライアスロでの使用を想定したモデルで、前三角をホリゾンタルフレームとし、後三角をコンパクトにすることで、反応性と剛性をアップするという王道の設計。
 
フロントブレーキのワイヤリングは絶妙
フロントブレーキのワイヤリングは絶妙
フロントブレーキをカバーするようなデザインのフォークブレード
フロントブレーキをカバーするようなデザインのフォークブレード
専用ステムはトップチューブと同じ高さ。調整はスペーサーを用いる
専用ステムはトップチューブと同じ高さ。調整はスペーサーを用いる
前後ブレーキにはミニVブレーキを採用。フロントはフォークブレードの後方に位置し、さらにフォークブレード自体がブレーキカバーのようなデザインになっているので空気抵抗が低減される。そのワイヤリングは秀逸で、ハンドルバーからフォークコラムに内蔵された後、フォークの股からフォークブレード後方へと導かれる。これにより、空気抵抗は30%低減されブレーキキャリパーの先端剛性は40%向上される。リヤブレーキはBB下に。

付属のシートポストはセッティング幅が非常に広く、移動距離にして80mm、シートアングルに置き換えると75度から80度まで無段階でサドル位置を調整することができる。付属する専用ステムはスペーサーを介することによって水平に20㎜延長、23mm延長しさらに15mm上げる、または下げることができる。DHバーの形状も写真のJベントのほかにSベントとストレートタイプがそろい、要点をしっかりと押さえた作り込がなされている。

フレームに加えてハンドル、ステム、シートポストが付属して50万円代の価格設定を予定。