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【Tour速報】ツール・ド・フランス第9ステージのチームTTは世界チャンピオンのBMCが僅差で優勝!

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第102回ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)は、7月12日にバンヌからプリュムレックまでの28kmで、チームタイムトライアルの第9ステージを競い、チームタイムトライアルの世界チャンピオンである米国のBMCレーシングチームが、チームスカイ(英国)にたった1秒(0.62秒)差で区間優勝した。

マイヨ・ジョーヌは英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が守った。
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10km地点の第1計測ポイントで、最終走者のチームスカイはBMCと同タイムだったが、20.5km地点の第2計測ポイントでは1秒上回わり、26km地点の第3計測ポイントでは5秒差を付けていた。

しかし、ゴールが設置されていたのは平均勾配6.2%のカドゥダルの丘だった。5人でゴールを目指していたチームスカイは最後の上り坂でニコラ・ロッシュ(チームスカイ)が苦しみ、彼を待ったために結局BMCよりも1秒(0.62秒)遅れの2位でレースを終えた。

ナイロ・キンタナとアレハンドロ・バルベルデのモビスターは4秒遅れの3位に入った。一方、アルベルト・コンタドールのティンコフ・サクソは28秒、ビンチェンツォ・ニーバリのアスタナは35秒遅れてしまった。

最初の難関だったチームTTを終え、総合成績はマイヨ・ジョーヌのフルームに対して区間優勝したBMCのエースである米国のティージェイ・バンガルデレンが12秒遅れの2位に付けている。

コンタドールは1分3秒差、バルベルデは1分50秒差、キンタナは1分59秒差。ディフェンディングチャンピオンのニーバリはすでに2分22秒遅れとなってしまった。


■チームTTで優勝したBMCのバンガーデレンのコメント「チームとしてこれを勝つのは信じられない気分だ。最初の週の間、我々はすべての試練を乗り越えていた。すべては勢いで、僕たちはすばらしい一時を過ごしている」

「まずはピレネーに到着する必要がある。それはテストになるだろう。ピレネーでは、誰がこのツールで勝つのに十分適しているかを我々は見極めるだろう。そしてアルプスでは、誰に勝つための力があるのかがわかるだろう」

「すでにドーフィネで見たように、肉体的なコンディションに関しては、ボクはフルームにかなり近い。しかし最終週にならなければ、誰ができるかはわからない。ツールはマラソンさ。我々は最後まで接近してはいないだろう」

「僕が“ビッグ5”と呼ばれているリストに含まれているのかはわからない。“優勝候補の4人”というのは腹の立つレッテルだけど、彼らはグランツールで優勝している。僕はそこでいい成績を上げているだけだ」

「だからメディアが僕についてあまり話さないのは理解できる。でもそれは僕が怖がっているという意味ではないし、闘うつもりがないという意味でもないよ」


■マイヨ・ジョーヌを守ったフルームのコメント「僕たちは今日のステージを勝ちたかったけれど、自分たちのパフォーマンスに失望はできない。チームスカイとBMCには似たようなことが起こると予測していた。0.6秒の差では我々がどこで負けたのか、何が間違っていたのかはわからない」

「最後にみんなはロッシュがちょっと苦戦したのを見たが、それはチームTTでは自然だ。彼はその前に十分働いていたからね。BMCが僕たちよりもまさっていた。それだけのことさ」

「最初の段階はチームの誰もがイメージしていたよりも上手く行った。ボクは何も失ってないし、最初の週でタイム差すら得た。ボクたちは素晴らしいポジションだ。プレッシャーはまったくボクにはない。それを作るのはボクのライバルたちの仕事さ」

「ボクの戦術は予想していたのよりもずっと防御になるだろう。この時点でニーバリがこんなにもタイムを失うとは予想していなかった。正直言って、ツールの前には彼が最初の週でもっとも大きなタイム差を得るライバルになるだろうと思っていたよ」


第9ステージ終了後、選手たちはフランス北西部のブルターニュ地方から空路で南西部ピレネー地方のポーへと移動。7月13日は最初の休養日となる。そして14日には、タルブからラ・ピエール・サン・マルタン(カテゴリー超級)までの167kmで、最初の頂上ゴールとなる山岳ステージが行なわれる。

標高1610メートルのラ・ピエール・サン・マルタンは初めてツールのゴールになる山で、全長15.3km、平均勾配7.4%だ。
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■第9ステージ結果[7月12日/バンヌ~プリュムレック/28km(チームTT)]
1 BMCレーシングチーム(米国)32分15秒
2 チームスカイ(英国)+1秒
3 モビスターチーム(スペイン)+4秒
4 ティンコフ・サクソ(ロシア)+28秒
5 アスタナプロチーム(カザフスタン)+35秒
6 IAMサイクリング(スイス)+38秒
7 エティックス・クイックステップ(ベルギー)+45秒
8 ランプレ・メリダ(イタリア)+48秒
9 チームロトNL・ユンボ(オランダ)+1分14秒
10 AG2R・ラモンディアル(フランス)+1分24秒
11 トレックファクトリーレーシング(米国)+1分25秒
12 チームキャノンデール・ガーミン(米国)+1分29秒
13 ボーラ・アルゴン18(ドイツ)+1分31秒
14 FDJ(フランス)+1分33秒
15 ロット・ソウダル(ベルギー)+1分36秒
16 チームジャイアント・アルペシン(ドイツ)+1分37秒
17 チームヨーロッパカー(フランス)+1分42秒
18 ブルターニュ・セシェアンビロンマン(フランス)+1分46秒
19 チームカチューシャ(ロシア)+1分53秒
20 MTN・クベカ(南アフリカ)+1分56秒
21 コフィディス、ソルーションクレディ(フランス)+2分32秒
22 オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア)+4分58秒
■第9ステージまでの総合成績
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)31時間34分12秒
2 ティージェイ・バンガーデレン(BMC/米国)+12秒
3 グレッグ・バンアーベルマート(BMC/ベルギー)+27秒
4 ペーテル・サガン(ティンコフ・サクソ/スロバキア)+38秒
5 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ/スペイン)+1分03秒
6 リゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ/コロンビア)+1分18秒
7 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター/スペイン)+1分50秒
8 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)+1分52秒
9 ナイロ・キンタナ(モビスター/コロンビア)+1分59秒
10 ズデネク・シュティバル(エティックス・クイックステップ/チェコ)+1分59秒
13 ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ/イタリア)+2分22秒
18 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ/スペイン)+3分52秒
[各賞]
■ポイント賞(マイヨ・ベール):ペーテル・サガン(ティンコフ・サクソ/スロバキア)
■山岳賞(マイヨ・アポワ):ダニエル・テクレハイマノット(MTN・クベカ/エリトリア)
■新人賞(マイヨ・ブラン):ペーテル・サガン(ティンコフ・サクソ/スロバキア)
■チーム成績(黄ゼッケン):BMCレーシングチーム(米国)
(http://www.letour.fr/le-tour/2015/fr/)


Summary - Stage 9 (Vannes > Plumelec) - Tour de... 投稿者 tourdefrance_en