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第54回全日本学生選手権 チーム・ロードTT大会で鹿屋体育大学が3連覇

レース

5月31日(日)に埼玉県加須市・羽生市 利根川上流河川敷特設コース(62.4km)で第54回全日本学生選手権 チーム・ロード・タイムトライアル大会が開催された。 会場周辺は事前の天気予報では降雨であったが、風は強かったものの天気は快晴、気温は30度まであがった。

従来、かつてのオリンピック種目時代の伝統を踏襲して100km近い距離で行なわれてきた本大会は、近年の世界選手権大会で復活したチームタイムトライアル大会が50−60km程度の距離で行なわれていることもあり、昨年からは62.4kmに変更になっている。また、今年度のツールド・北海道 学連推薦校を決める対象大会の一つになっていることもポイント。

 

 

レースは追抜時のアクシデントを最小化するために昨年度優勝校からスタートし、昨年度の上位8校は2分間隔、それ以降の大学は1分間隔でスタート。

11時30分に昨年度、優勝校の鹿屋体育大学からレースがスタートした。メンバーは原田・徳田・山本・冨尾の4名。その後、各大学が2分間隔でスタートした。

1周目終了時、最初に戻ってきた鹿屋体大は1名脱落し、3名で折り返し地点を通過、昨年度より2分程遅いタイムで戻ってきた。強風の影響で各大学ともタイムが伸びず、同じく2位の朝日大学も3名で1周目を通過していった。1周目通過時は鹿屋体育大学、朝日43秒差、法政大、明治大、中央大が1分以内の差で1周目を通過し、かなりの混戦が予想される展開となった。

最終周回では鹿屋体大は1時間23分04秒でフィニッシュ。昨年よりも6分程遅いタイムでゴール。続いて朝日大、追い上げたものの9秒差での2位、3位明治大、4位法政大に続いて2周目でもペースがあまり変わらなかった順天堂大が5位入賞となった。また、昨年20位だった日本大学は8位入賞。

強風の影響で1位・2位のチームは1周目の時点で1名脱落した状態の中でのレース展開となったが、1位から3位までが僅差の中、鹿屋体育大がみごと3連覇を達成した。

 

競技結果

1位鹿屋体大 1時間23分04秒

2位朝日大 +8秒

3位明治大 +11秒

4位法政大 +1分27秒

5位順天堂大 +1分39秒

6位中央大学 +2分29秒

7位東京大学 +3分33秒

8位日本大学 +3分39秒

問・日本学生自転車競技連盟 http://www.remus.dti.ne.jp/jicf/