BMC2013モデル timemachine TMR01
2012年6月のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでプロタイプが導入され、話題となったBMC2013年モデル「TMR01」が発表された。パワーのあるライダー向けに空気抵抗を極限まで減らした究極のエアロロードバイクとなる。
BMC タイムマシーン TMR01(デュラエース Di2仕様)101万8500円(予価・税込)
フレームセット 39万9000円(予価・税込)
・カラー :Team
・2012年冬 発売予定
BMC タイムマシーン TMR01(アルテグラ Di2仕様)63万円(予価・税込)
・カラー: Flame
・2012年冬 発売予定
BMC タイムマシーン TMR01(アルテグラ仕様)46万2000円(予価・税込)
・カラー: White
・2012年冬 発売予定
■BMCのコンセプト 「Vmax = p2p x subA」
エアロダイナミクス: TTのパフォーマンスはライダーのポジションとバイクの形状で決まる。
・ Vmaxは最大速度を意味し、レースにおける最大の目的を表す。
・ p2pは「ポジション トゥー パフォーム」。最高のパフォーマンスを出すためのライダーポジションを意味し、空力、出力、効率はもちろんのこと、長距離を走るトライアスロン等では必要となるコンフォートさをふまえる従来のエアロフレームでは困難だったポジション調整が容易に行なえることを表す。
・ subAはバイクのエアロダイナミックスを意味し、風の当たる面積やUCI規格を配慮したフレームチューブ形状、システムインテグレーション(内蔵装備)等を表す。
■BMCの持論(解法)
subA: バイクのエアロダイナミックス
・ ウイング形状: UCI 3:1 ルールをクリアしたエアロ形状
・ トリップワイヤー: 航空力学を応用したフレームチューブデザイン。あえて先端に「くぼみ」を作り、薄い乱気流ををフレーム表面に発生させ、全体の気流をよりスムーズにすることで、空気抵抗の軽減に成功。すべての縦チューブ、フォーク (ブレーキキャリパーを含む)、シートポストに採用されている。
・ カムテール形状: 通常のエアロ形状(ティアドロップ型)の後端をカットすることにより、チューブ後方の乱気流を抑えて、横風による抵抗の軽減に成功。フレーム剛性を上げながらも軽量化も実現。
・ システムインテグレーション: 前後インテグレーテッドブレーキシステム、内蔵ケーブル(Di2/メカニカルともに)、内蔵Di2 バッテリーなど・・・空気抵抗を増やすと考えるパーツをフレーム内に収納、もしくは一体化することにより余計な抵抗を抑えた。
p2p: ライダーのポジション調整を最大限に生かすデザイン
・ シートポストオフセット: 専用エアロシートポストのやぐらの位置が3段階に調整できるので、それぞれの競技やライダーの好みに合ったシートポストのオフセットを疑似的に実現できる。
Core Stiffness: コア スティフネス
・ カーボン素材、レイアップ、そしてフレームチューブ形状により、BMC史上もっとも横剛性と捻り剛性が高いバイクとなる。
■TMR01のフィーチャー
・ DTi : シマノ電動コンポ ・ 各社メカニカルコンポに対応。
・ 前後インテグレーテッド ブレーキはワイヤーテンション、スプリングテンションで調整可能。
・ 左右にワイヤー口を設けているので、好みに合わせたセッティングが可能。
・ Di2バッテリーはシートポストに収納
・ BB86 プレスフィット採用
・ UCI公認
・ 参考重量: 例)Dura Ace, Easton EC90 Aero Wheel 仕様 6.8kg (カタログ値)
問・フタバ商店(BMC)http://www.bmc-racing.jp