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地獄ライド The PEAKS ROUND1 サイスポ参加レポート

イベント
地獄ライド「ザ・ピークス(The PEAKS)」。その第1回大会となるラウンド1は、その名のとおり、コース設定が強烈。ヒルクライムレース「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース」の舞台となっている武石峠をはじめ、長野県美ヶ原を中心とした松本市、上田市、長和町をまわる153km。そのなかに5つの峠が含まれており、その累積標高差は5070mだ。
参加者の装備もコース設定に合わせて、上りを重視した仕様の人が多く見られた。リヤスプロケットのローギヤに30T、32Tを用意。フロントはコンパクトクランクだ。
 
午前中はあいにくの雨模様、最初のエイドステーション「美ヶ原レストハウス跡地」では、凍える参加者が続出


このイベントは「ロングライドファン」という自転車好きの集団が、米国で開催されるロングライドイベント「デスライド」に影響を受け、「日本最強!最悪!の最高のライドイベント」を目指して、立ち上げた。
当日の出走者数は442人。午前3時、小雨が降るなか、“ピークス”はスタートした。午前10時過ぎには雨も上がり、気温も20度C前後まで上昇。走りやすい陽気となった。
参加者は時折急坂の続く行程を声を掛け合いながら進み、各エイドでは参加者が休憩もそこそこに先を急ぐ。
 
 
平均勾配10%を超える急坂が続く。参加者が、足をついているシーンもみられた


イベントの制限時間は午後6時半。完走率は、当初の予想よりも高く80.5%となった。主催者の安野氏は、「もう少し気温が高いことを想定していたが、ライダーにとって適切な気候になったことが、高い完走率の要因ではないか。」と語っていた。
今回は長野県を舞台に開催されたが、今後は場所を変えて第2回を行なう予定だという。脚に覚えのあるライダーは、ラウンド2に挑んでみてはどうだろうか。
 
 
今回の主催者「ロングライドファン」のメンバー。彼らのうち数人はイベント当日、参加者とともに自転車でコースを走りながらサポートを行なった


Text●西村裕貴、photo●久住伸之